2022年4月30日土曜日

サツキ咲くー雪崩は消える、花も咲く

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。



いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/



暦の上で五月頃に咲くのでサツキというそうです。


三月から四月に咲くのはツツジという分類。


まだ四月なのでちょっとフライング気味ですが
サツキが咲きましたよ。

こちらは大盃(おおさかずき)

歩道沿いなどの植え込みによくあるサツキです。

色の表現としては桃紫色ということになるようです。
(ピンク色とは言わないんですね)

同じ系統の派生品種に珍山があります。



こちらは鶴翁(かくおう)
日光という品種とミヤマキリシマの交配種。

先ほどの大盃より花は一回り小さいです。
ミニ盆栽向きですね。


淡い桃色とでも言いましょうか…。

サツキ界の色表現は覚えるのが大変(;^_^A

サツキの品種辞典を一冊もっておくと便利でしょうね。
見るだけでも楽しいですよ。


でも、見ているとそのうち欲しくなるから
注意してください(笑)





では、また。(^^)/~~~



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2022年4月29日金曜日

枝は伸びたら切る!!ー盆栽の枝づくり(カエデ)

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。




いかがお過ごしでしょうか。 (^▽^)/





盆栽を手にしてもどうしようかと悩むのが剪定



枝が伸びてきて切ればよいのか、どうすればよいのか…。


ミニ盆栽の場合は基本的に「伸びたら切る」
を繰り返します。


太らせたいとか枝を目的の長さまで伸ばしたいという
時は切りませんが、それ以外はバシバシ切ります



今の時期は芽吹きから2ヶ月くらい経って、
放っておくとこの状態になっているはずです。
カエデの寄せ植え。
芽吹いてから芽摘みもせずに伸ばしっぱなし。

どこで切るかという話になりますが、それはどのくらいの
大きさに仕上げたいかによって変わってきます


30cm以上にしたい時はもっと伸ばしてもいいでしょうし、
20cm位にしたいと言う時は15cmくらいの部分で
切ることになります。


この樹は15cmくらいのところから今年芽吹いた枝が
出てきているのでそこを切りましょう。



1節から2節残して剪定します。
カエデやモミジの場合は2本葉が出ているところの
真ん中を切るようにします。
葉が出ている部分は「節」と呼ばれ、ここから新しい芽が
出てきます。

逆に言えば、節以外の部分から芽吹くことはありません

節と節の間は「節間(せっかん)」と言います。

節間が長いと間延びした枝を作ってしまうことになるので
長い部分は切るようにしましょう。

次に出てきた枝の節間が短ければ、その枝を残すように
しましょう。



上に徒長している枝は、節の部分から芽が吹いていますね。
1つの節から2本の新芽が出れば2又の枝ができます

それを繰り返すと枝分かれができるというわけですね。


必ずしも2又になるということではありませんが、
こうして作らないといつまでも一本枝のままです…。


ふんわりとほぐれた枝を作るにはやはり切るしかないんですね。


ちょっとサッパリしました。


ミニ盆栽は伸びては切るの繰り返しです


次に新梢が伸びてくる頃には「葉刈り」をしてみましょう。








 では、また。




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2022年4月28日木曜日

植替え後の施肥は控えめにー黒松の文人木

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。



いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/



施肥は控えめに、徐々に少しずつ…
というお話。




こちらは、
先日植え替えた黒松の文人木です。


この前は9cmポットに入っていました。

少し根を捌いて本鉢に植え替えてあります。

各枝に芽があったのですが、芽動きが遅かったです。


やはり植え替えると根の回復に時間が掛かりますから
それだけ地上文の動きも遅くなります

そんなときに「肥料が足りない」と思って肥料を
与えると逆効果になりますので注意してくださいね。


なにごとも徐々に、控えめにですよ。


この樹も肥料をあげてますが、ほんの少しです。

グリーンキングをパラパラとまぶしただけ。


もちろん、ミドリがしっかりと伸びている樹には
通常通り肥料をあげても大丈夫です。


植替え後に動きが遅ければ、夏まで待っても構いません


根っこが回復しないことには肥料を吸収する力も
ありませんから、無肥料でもいいくらいです。




こちらの樹はこの鉢に入れて2年目になります。

先ほどの樹よりもミドリが伸びているようですね。
しかし、一気に肥料をあげてしまうと肥料焼けを
起こすこともありますので、やはり控えめに、控えめに。


太らせるためのザル培養や大きな鉢でどんどん
枝を伸ばしている樹は、また別の話ですね。



そんな仕立て中のものは肥料を多く与えても
良いですが、あくまで小さな鉢で持ち込んでいくときは
徐々に少しずつということです





特に植え替えた鉢は注意して見ておきましょう。




肥料はゆっくり控えめに





では、また。(^^)/~~~



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2022年4月27日水曜日

オススメの五葉松は?ー伝統の宮島五葉松!

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。



いかがお過ごしでしょうか。 (^▽^)/



今日は宮島五葉松のお話。




ネットで検索するとこの品種が良く出てきます。
五葉松盆栽としては一番多く出回ってる品種でしょう。
なぜオススメかといえば、樹勢堅強で管理が簡単なこと
が理由です


五葉松は管理の面で苦労することもあります。


特に小さい物は水切れに注意が必要ですし、
かといってやり過ぎると根腐れするという
こともあります。


その点、宮島は黒松に接ぎ木されているので
丈夫ですし、簡単に水切れで枯れることもありません。



それに一度整枝されたものは型崩れしにくという
特徴もあります

何度も針金を掛ける必要がない優れものですよ。



接ぎモノは盆栽に非ず、という声も聞かれます。

しかし私は接ぎモノでも十分に盆栽であると思います。

自根を出しているものは正木と呼ばれますが、
正木だけが盆栽だという考えは少々強引かと。


接ぎモノであっても鉢で長年持ち込めば
古さも出てくるでしょう。


古くて迫力のある宮島五葉松はたくさんあります



葉性もよく、ツンと伸びた銀性の葉は上品なものです。
古くは江戸時代から知られている品種。

現在まで生き残ったのは、やはり育てやすさと
作りやすさがあったからでしょう。


ずっと育てられるというのは盆栽にとって
大事な条件ですね。




小さな物もたくさん作られていますから
一鉢手に取ってみてはいかがでしょうか。


オススメの銀性八房です^^




では、また。(^^)/~~~





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2022年4月26日火曜日

グルグル根上がりの作り方ーミズゴケの活用

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。




いかがお過ごしでしょうか。 (^▽^)/





当方、根上がり黒松を作っております。

筒の中に入れ根っこを伸ばして、徐々に露出させながら
作っていきます。





ただ、露出させるだけでは面白くないので
「根芸」を作りたいですよね。
根っこに曲が入り、さらに一体化して癒着しています

こうしたグルグル根上がりは年月とともに根が太ってきて
毎年少しずつ変化が楽しめます。





細かい根も太い根も一緒になって根芸を作るのは
この方法。
「ミズゴケグルグル巻き法」

露出した根にミズゴケを巻きつけて、
さらにビニルテープで巻きます。


そこに針金を巻いてねじり上げていくやり方。

ミズゴケは温度と湿度を保つ効果があります。

圧着された根が太り、細かい根は淘汰され、
太い根が癒着したような根芸を作るという仕組み


これで1年ほどそのままにしておきます。

来年ミズゴケを取った時にどんな根芸が隠されている
でしょうか?




また楽しみが一つ増えてしまいました。





では、また。(^^)/~~~





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2022年4月25日月曜日

サツキがもうすぐ咲きそう!ーワクワクしますよ~

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。



いかがお過ごしでしょうか。 (^▽^)/



今日はサツキのお話。



サツキをお持ちでない方もお楽しみいただければ
と思います。


まだ咲いていないのでツボミの状態。
こういう姿を見つけると楽しくなります。
もうすぐ咲くぞーという意気込みの表れですね。

サツキはハマってしまうと危ない樹種です…。(;^_^A

危ないというのは「品種集め」が始まってしまうこと。

数百ともいわれる品種があるので気に入ったものだけ
集めようとしても、どんどん増えていってしまう。


さらに自分で交配して新品種を作るようになると
マニア検定合格と相成ります
(わたくしはここまで達しておりません…)



サツキ協会もあれば、サツキだけの展示会もあるくらい
ですから奥深い世界ですよ。



最初の写真は大盃という品種。
一番多く出回っているものです。



そしてこちらは鶴翁(かくおう)。
ミヤマキリシマとの交配種なので、葉も小さく枝も
混みやすいのでミニ盆栽向けの品種だと思います。


こちらは淡いピンク色の花が特徴。
この樹も少しずつ蕾が膨らんできました。

鶴翁は花も小さいですが、純粋に花を楽しみたいという方は
大きさに関係なく好きな花を選ぶと良いでしょう

単色や絞りと呼ばれる柄の入るものなど多種にわたります。


好きな花を選んで、
今か今かと待つのもサツキの楽しみです。



祭りの前のワクワク感ですね。^^




咲いたら、また報告しましょう。




では、また。(^^)/~~~



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2022年4月24日日曜日

とある黒松の成長記録ー計画立案、実行、そして確認

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。




いかがお過ごしでしょうか。 (^▽^)/




「計画の成就は不撓不屈の一心にあり…(以下略)」

中村天風(ヨガの人)の言葉です。

稲盛和夫(京都のセラミックの人)も使ってますね。



計画、実行、そして効果確認
製造業畑で生きてきた私には聞きなれた常套句です。



しかしながら当の本人の人生は計画性もなく、実行力に
乏しく、効果確認などどこ吹く風であります。



盆栽一つをとっても、当人の性格が現れると言いますから
ちゃんとした計画を持って作りたいものです




というわけで、


今日はこの黒松を取り上げてみます。

4号鉢入り。

何がどうなっているのか分からない状態…。

分かっているのは作っている本人だけです



盆栽ではよくある話かと思います。



「数年後にはこういう姿になる」と作り手は言い続けて
数年後も同じことを言い続けるというアレです。







2018年。
正月用の苗を曲げてここまで曲を付けました。

年末には黒松が出回るので、こういった苗を使うのも
練習には良いですよ。

写真右上に向かって新芽が伸びている状態です。

これを夏ごろに切るとそこからまた新芽が出てきます。





そうやって翌年にはこの状態に。
この時はザル植えになってますね。

ここから右側の枝群だけで作る予定でしたが、幹途中の
芽が強くなっていきまして…。




2022年にはこんな感じです。
長く伸びた徒長枝にも曲が付いてます。
あとで取り木しようかと思案中。


足元の枝は芽切りしているので多少芽が混んできました。



こちらを正面にしても良いかもしれません。
伸びている徒長枝はいずれ落とします。

こうしてみると最初の曲付けが大切だと分かります。

太ることを前提に曲付けをする必要がありますね。
幹途中が膨らんでいますが、曲が強すぎたところです。

足元より太くなっているので、安定性に欠ける幹筋に
なっていくことも考えられます。



盆栽作りは計画が大事


覚えておきましょう。





ん…。



この黒松はそもそもどんな計画だったけ??笑





では、また。(^^)/~~~



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2022年4月23日土曜日

真柏のシャリを広げるーそして夢は広がる…

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。



いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/



今回は、
真柏のシャリを広げるの巻。




挿し木3年から4年の真柏です。

9cmポット入り。
こういう素材があると遊ぶにはちょうどいいです。


もっとも、その他大勢の素材に紛れて普段は隅っこに
追いやられています。



そういう樹をたまに見てみるのが楽しい




たまに見てみると…
去年彫ったはずのシャリが埋まっています。
幹は細いので成長するにつれ、肉巻きが進みシャリは
埋まっていきます。


これをまた彫る。
一度施したら終わりでなく、何度も削ることにより
幹模様ならぬシャリ模様が出来てきます。




シャリは計画性が大事
片側だけにするのか、もしくは両面削るのか。
この樹は両面削っています。

裏は見えませんが、両面削ることで扁平な幹になって
いきます。

水吸いが育って肉巻きが進んだところで、また削って
平らな幹を作っていけば板のようなシャリができますね。


将来どういうシャリ幹に仕立てたいかによって
彫り方も工夫していきましょう



シャリ広がれば、夢広がるのであります。(* ̄▽ ̄)フフフッ♪

まだ、樹が細いので枝の方はなにもしていません。

枝はこのまま伸ばしっぱなし。

二つの枝分かれのどちらを使うかは、また考えどころです。



こうした素材をチマチマと作っていると楽しいものです
一度にたくさん彫ることが出来ないので、僅かずつしか
進みません。


それが良いんです。

いっぺんに全部仕上げたら「芸が無い」ですよね

長年かけて出来るものは、目に見える変化が少ない。

それでもコツコツとやっていれば樹は応えてくれます。





それでは、わたくしの名をもう一度...、




シャリ広がれば、夢広がる(* ̄▽ ̄)フフフッ♪






では、また。(^^)/~~~




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2022年4月22日金曜日

接ぎ木よ、生きているか!ー今年の接ぎ木たちはどうなった?

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。




いかがお過ごしでしょうか。 (^▽^)/



今年の接ぎ木たちを見てみましょう。


正確に言えば
「接ぎ穂よ、生きているか?」
ということですね。


台木は生きていますから…。



そんな細かいことは置いといて。


接ぎ木の成否は管理にあり、と言われています。

我が家の管理といえば、半分日陰に置くくらいです。




直射日光を避けておこうと、軒下の置いておいたのですが、
日照が長くなると直射日光が普通に当たっていたという
お粗末な管理状態です。


今年は元接ぎではなく天接ぎのみ。



例によって九重瑞祥を接いでますが、
すでにどれがどっちだったか分からない状態です(笑)
これは緑色を保っていますね。





しかし、数本はこのように茶色くなってきました。
この時期に変色するのは完全に失敗です



順調に活着していればそろそろ新梢が伸びてくるはず。
5月頃には成否が分かるのでもう少し様子を見ましょう
見た目は元気そうですが、どうなんでしょうかね…。







五葉松以外に梅も接いでます。
実生2年生を10cmくらいのところでブツ切りして
そこに接ぎこんでいます。
品種は、泣く子も黙る「米良」





これなんかは葉が展葉しているので活着している
かもしれません(* ̄▽ ̄)フフフッ♪
冬の作業の結果が分かる時期ですから、楽しくなってきますよ。


枯れたら「あー、残念...」

伸びれば「やったー!」


という一人遊びをやっております。



やめられない、とまらない。







では、また。(^^)/~~~




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2022年4月21日木曜日

盆栽とは一体何なのだろうかー日常の一人遊び

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。



いかがお過ごしでしょうか。 (^▽^)/



盆栽の本質に迫る禅問答な記事です。




少々長ったらしい記事なので
面倒な方は読み飛ばしてください(笑)





先日も書きましたが、

盆栽という存在を抽象的な表現に置き換えると
こういった言葉が出てきます。


・表現
・一人遊び
・コミュニケーションツール
・文化
・伝承
・人生
・生き方


今日は「一人遊び」という部分に焦点を絞って
お話していこうかと思います。





愛好家の場合、盆栽は一人で育てます。


一人の人間が管理して、次の世代に移っても
まだ別の一人の人間が育てます。


詰まるところ一人遊びではないかと…




ちょっとこじつけな理論ですが
こういう話です。






男性に限った話になるかもしれませんが、
子供の頃にプラモデルを作ったことはありませんか?


プラモデルが好きだった人は盆栽にハマる傾向が
あると聞いたことがあります。


なぜか?



一人遊びだからです



模型を作ることと盆栽を仕立てていくことは
よく似ています。



まずは、空想


想像の世界でこんな雰囲気で作りたい。
こんな色を塗って仕上げたい。

フィギュアをここに配置して、こんな情景を
作りたい。


模型やジオラマを作るときは必ずこうした空想の
世界に浸ります。


これをせずに行き当たりばったりで作ると、
ストーリーが曖昧なものを作ってしまうことに
なります。


だから事前の空想は大事ですね。





そして材料の入手

空想したものを現実の世界に作り出すために必要な
模型や塗装品、道具などを揃えます。

模型も数多く出回っていますし、
塗装用具もアクリルや油性塗料など種類は様々。

ふさわしいものを選んでいきます。


模型を入手してから空想が始まることもあるので
空想と入手は順番が入れ替わることもあります。




そして、作製

入手したものを空想した通りに作る作業です。
模型の場合は組み立てと塗装。

ジオラマを作るには地面や建物なども作ります。

作業はもちろん全部一人でやります。




・空想して
・入手して
・作る


盆栽に当てはめれば、以下のようになります。

・どんな樹を作りたいか(空想して)
・ふさわしい素材を買う、または作る(入手して)
・仕立てる(作る)



素材を入手して空想を始めることもあるので
順番が入れ替わることもありますが、
大方このような手順で進みます。





プラモデルと盆栽を一緒にするとは何事か!

と怒られそうですが、ホントに手順は同じです。




そして両方とも一人でできる遊びです。



模型は作って終わりですが、盆栽はいつまでたっても
完成しない


だからずーっと遊べるプラモデルのようなものだと
思ってます。


一人遊びって大切だと思いませんか?


だって、説明書もなく空想だけで作るんですよ


自分の頭の中にしかない絵をなんとか作り出そうとする
のが一人遊び。


ある目標に向かって進み始めて、そこに行くための道具を
揃えて道筋を自分で決めて、実行していくわけです。


それを芸術的なところまで持っていこうとするのですから
粋な遊びじゃないですか。




盆栽は日常の一人遊び

覚えておいてくださいね。





というわけで、

今回のお話はこの辺で。




今からわたくしは一人で遊んできます。






 では、また。(^^)/~~~



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2022年4月20日水曜日

盆栽とは一体何なのだろうかーコミュニケーションツールとしての盆栽

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。




いかがお過ごしでしょうか。 (^▽^)/




盆栽の本質に迫る哲学的記事です。


頭が痛くなるお題です。



そしてチャレンジングな記事です…。






盆栽という存在を抽象的な表現に置き換えると
こういった言葉が出てきます。


・表現
・一人遊び
・コミュニケーションツール
・文化
・伝承
・人生
・生き方


この中で「コミュニケーションツール」という部分に
焦点を絞ってお話していきます。



コミュニケーションツールは直訳すると
情報伝達の道具。


電話?

メール?



とういうものではなく、



「コミュニケーションを生み出す道具」だと
捉えてみます。




そうですよね。



盆栽というものを通じて色々な人と交流できるわけです。


管理方法を教わることもあれば、持ち込みの古い樹を
見せてもらうこともあるでしょう。


人と人とが会話する間には盆栽が存在している
という訳ですね



小さな盆栽一つあれば、家庭内での会話も
増えるかもしれません。


盆栽を通して親子の会話が増えれば素晴らしい
ことですよね。


親子でなくても、知人から盆栽を頂いたりすると
どのように仕立てていくか心の中で会話する
ことになります。


こういう風に仕立てると、前任者の意図から
外れるかな…。


こんな育て方とするとあの人に怒られるかな(笑)
なんて思いながら心の中で会話しています。




会話の中心に盆栽があることを考えると、
盆栽はコミュニケーションを生み出すツールである
と捉えることもできるわけです



今棚場にある盆裁はどこで購入しましたか?

そのお店の人を覚えてますよね。


持っている鉢ごとに違った歴史があるでしょう。


「この鉢はあの店で買った、あの一本は誰それから買った」

という風にそれぞれの物語があります。



そこで生まれたコミュニケーションがあるからこそ、
その物語を覚えているのではないかと思います。




奥深い世界とか、マニアックな世界だと思われがちですが、

・人との交流を作るもの
・人と人の間に会話を作るもの

と定義すれば違った見え方ができるのではないでしょうか。




あくまで私的意見です(;^_^A


そして、
わたくしの盆栽論はまだ続く…。



 では、また。(^^)/~~~


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