こんにちは、盆栽なんごくです。
さて、黒松のお話。
展示会や雑誌などで見る黒松は葉の長さが揃ってピシッとキマッってますね。
短葉法という芽切りを行っているからであり、日々の培養の成果です。
しかし芽切りをして葉が短くなっても、そのままでは葉の揃った姿にはなりません。そこで「葉透かし」の出番です。
ずいぶんボサボサな姿ですが…。
こうなっているのは去年の葉と今年出た葉が入り混じっているからなんです。せっかく短葉法を用いたのであれば短い葉だけを残したいですね。
二番芽の付け根に古葉(去年葉)が出ています。この葉は今年ずっと伸び続けていますで長く成長しています。
この古葉を取ることを葉透かし(または古葉取り)と言います。時期は黒松の成長が止まる11月から12月以降に行います。
ピンセットとハサミを使う方法があります。ピンセットを使う場合は写真のように古葉を根元から葉の進行方向へ向かって引き抜きます。
ただし、注意して行わないとこのようにせっかく出た二番芽まで取れてしまうので気を付けましょう。
慣れないときはハサミを使って葉の根元を数ミリ残して切ってください。この方法であれば二番芽が取れる心配もありません。
そして葉透かしが終わるとスッキリした形になりました。
この作業を行うことで葉の長さが揃って盆栽らしい姿が見えてきます。このように夏に芽切りをした黒松には「葉透かし」が必要になります。古葉を取るだけで風通しも良くなりますし、見た目も良くなります。
…
ー2021年11月追記ー
植え替えたときに全体を起こして植えつけています。-2023年12月追記ー
こちらは2017年初夏、購入当時。
元気のないヒョロ苗でしたね。ここからよく頑張ってくれました。
まっつんさん、こんにちは!
返信削除クロマツの古葉落としですね!
我が家の一鉢しか無いクロマツくんも、
そろそろやろうかな・・・と、思ってました。(笑
新芽(二番芽)が出なかったところはどうするんだろ?(謎
じぃじさん、コメントどうも。
削除古葉取りの季節ですよー。
二番芽が出てないところはそのまま古葉を付けておいたいいのですね。全部取ってしまうとその枝は枯れるかもしれません!
2~3枚残しておけば大丈夫だと思います。