2020年7月26日日曜日

真柏の取り木を外す

こんにちは、盆栽なんごくです。



いかがお過ごしでしょうか。





5月25日にやりましたので
ちょうど2か月ですね。



2週間前には発根していました。


モミジは1か月ほどで根が出ましたが
真柏は少し遅いようです。


はやる気持ちを押さえて待ってました。

根はどれくらい出てくれたでしょうか…。




ということで切り離し。
これくらい出ていれば十分かと。
環状剝皮した部分からしっかりと出ています。


植えつけの時に樹がぐらつかないように
へそを長く残して切りました

(今回は水苔を取ってありますが、取らずに
そのまま鉢に植えた方が固定しやすくなります)



深植えしておきました。
へそを残しておけば深植えしてぐらつきを
抑えることが出来ます

とくに強い曲が付いているわけでもないので、
挿し穂を採る種木になりそうです。




根が張るまで(来年まで)
このままにしておきましょう。


取り木した素材は、根の充実が優先です

根が成長するまで整枝などは控えるように!


大事な素材なので大切に、ゆっくりと…。



いかがですか?
取り木って楽しいですよ^^


お試しあれ。


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2020年7月13日月曜日

ポット入り黒松も芽切り



9cmポットに入った黒松。


たぶん文人木に仕立てようとしたのだと思います。
来歴も分からない(覚えていない)樹がたくさんあるので、これまでの経緯が不明です。



芽切りすると全体像が見えてきますね。
右の差し枝と左の受け枝があるのでこのまま右流れの文人木にしていきましょう。
幹の曲が薄いですが、こういう樹があっても良いかと。
何でもかんでも曲げりゃいいってもんじゃねぇですぜ。

ただ、幹が太ってくると模様がさらに薄くなるので将来像をちゃんと持っておいた方が良いでしょう。


と言いつつ、将来像は運任せ。








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2020年7月12日日曜日

モミジの取り木を外す




枝分かれの部分から取り木しようという魂胆です。



先週に白い根が確認できており、それからさらに根が増えたようです。
モミジは結果が早いですね。3週間から4週間で外せそうです。
細幹ですがどうやら発根は十分な様子。



ミズゴケを取ってみると、
根の位置がバラバラ…。
枝分かれの下を環状剝皮してたのに少し上の方から出てしまいました。
取り木あるあるですね。




将来盤根になることを夢見て深植えしておきました。
本来ならミズゴケを付けたまま植えた方が良いようです。
根が弱いうえに樹が固定できませんからミズゴケを付けて植えた方が安定します。
ヒモで縛って固定するのも一つの方法です。




さてもう一本も。
こちらはまだ根が伸びてませんが、これくらい発根していれば十分でしょう。



こちらは不安定なので上部を切って植えつけ。
根が十分ではないので今年はほとんど成長しないと思います。


ともあれ将来有望な?素材が出来ました。


楽しみであります。



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2020年7月11日土曜日

黒松の芽切り (42)


クロマッツー。

もう少し立った姿でしたが、新葉が重くて段々倒れてきました…。
下枝はちょっと弱々しい感じがします。



ともあれ、芽切り。全部の枝を一発で済ませてあります。

左に回転させてますが、この辺が正面でしょうか。
枝ぶりは針金で何とでもなるので、骨格を見てから決めるとします。


しかし今年の長雨は非情です。
被災地に早く日常が戻ってくると良いですね。




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2020年7月10日金曜日

この黒松は中芽切り (46)


黒松くん、46番。

ちょっと中途半端な根上がりです。
元気がよろしいのですが、ここからどうしたものかと。





芽切りをしても枝が詰まり過ぎて景色が出ないような気がしたので、中芽で切っておきました。
新梢の一番手前の葉て切って去年の古葉は取ってあります。

黒松は葉を残せば芽を持ちますが、当年葉には吹かないというのが通説(?)です。
ただ、樹勢が良ければ当年葉からでも吹きますので、出てくればラッキーという所でしょう。

吹かなければ来年は枝の先端から複数の芽が一斉に出てきます。
ちょっとだけ枝を伸ばしてさらに枝分かれを作りたい時には中芽切りがよろしいかと。




2年前(2018年夏)にはこんな姿でした。
小さい鉢で持ち込めば10年くらいで皮が来てくれるでしょうか?

10年じゃまだかな…。




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2020年7月9日木曜日

黒松の芽切り(35)

こんにちは、盆栽なんごくです。

いかがお過ごしでしょうか。




黒松くん。


ひょんなことから舎利幹になったものです。

ポットから植え替えた後も樹勢がよろしいようで一安心。





たしか2年前に四国から畑実生の2年生苗を取り寄せたうちの一本です。
元接ぎ用に使ったのですが芽接ぎは失敗…。接いだ部分を剥がしていったらシャリ幹になって、それを3㎜のアルミ線で無理やり捻じ曲げた黒松です。






芽切りしておきました。

これから少しずつ枝づくりしていきます。





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2020年7月8日水曜日

根上がり黒松の芽切り(28)

こんにちは、盆栽なんごくです。


いかがお過ごしでしょうか。




根上がり仕立ての黒松

根元が固まっていないので不安定。
あと一年もすれば段々自立できるようになると思います。

足元がふらつくようであれば、針金等で固定しておくといいでしょう


2018年。
もともと直根が長かった黒松の根を出して植えつけていたものです。

結束バンドが見えますが、結局外して長い根を活かすように作ってます。


芽切りしておきました。

こういう樹は深鉢に入れた方が見た目が良いかもしれませんね。


高卓に飾るとカッコイイのでは!?


なんて思いながら芽吹きを待ちましょう。




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2020年7月7日火曜日

黒松の芽切り(37)


今回の長雨はなかなかやみません。
ずーーっと降り続いているので週末から一度も水やりせず。

宮崎でも滝の様な雨が来て恐怖すら感じるくらいです。
困ったものですね。

被災地が一日でも早く復興することを願ってます。




盆栽の話はちょこっとだけ...。




ミニ黒松です。



芽切りの前と後。







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2020年7月6日月曜日

黒松の芽切り(14)


黒松くん、

葉先まで20cmくらいです。


ミドリ摘みなどをしなかったので芽の大きさ(強さ)に偏りが出てしまいました。

葉抜きや春の芽摘みは樹勢調整のために前もってやっておかなきゃいけませんね。




芽の強弱に関係なく一発でやりました。
よく見ると頭がありません…。

畑実生のぶった切り素材ですから芯を立てて伸ばさないとこうなります。
そのうちどれかの芽を立てて頭にしてみましょう。

下枝が細いので全体のバランスが取れていない気がします。
やはり下枝は芽切りを控えて伸ばした方が良かったかも…?


結果はまた秋ごろに。







2020年7月5日日曜日

実は失敗していた出猩々の接ぎ木…





接ぎ穂から新芽が出てきていたのですが、


段々と色が変色していき、
芽動きが止まったままになってしまいました。





調子に乗ってもう一本接いでいた方も黒くなって動いてません。


これはどうもシケたらしい…

途中までは良かったんですけどね。
たぶん袋を早く取り外してしまったことが一因かと。


本体のモミジは削ったところが完全に肉巻きしてます。
接ぎ穂を飲み込んでもよさそうなのに、接ぎ穂はスポっと取れてしまいました。




こうなったら意地でも活着するまでやるしかないようです。

また活きのいい若い新梢を接いでみましょう。

葉を付けていると蒸散が多くなるので葉柄だけ残します。
上手くいけば数日で葉柄がポロっと取れます。

葉柄がずっと付いたままだと活着していないということですね





今度は葉が展葉するまでビニールは外さないようにします。
じっくり待ってみましょう。


かの有名なホームラン王曰く、

結果が出ていないのであれば、それはまだ努力とは言えない

とのこと…。


…。



はい、やりますよ。











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2020年7月4日土曜日

根伏せの香丁木が芽吹く


数か月前に根伏せしておいた香丁木です。


根からヤゴ芽を吹くので根伏せ可能な樹種ですね




一年プランターに入れておくとこういう根が出来てますので、それをお好みの長さに切って挿しておくだけ。



そして先日、ふと棚場で発見。芽吹いてますね。



ただ、地表から長く出していた方は変色しています。
これはシケましたね…。
根伏せ可能な樹種は限られていますが、面白い素材の作り方です。
先人たちはよくこんな方法を考えたもんで、太根を挿せば太幹の素材が出来るという訳です。

サクラの樹の下に小さなサクラの芽が出ていることがありますが、よく見ると地表に出た根から発芽していたりします。ああいう所からヒントを得たんでしょうね。

フジザクラ系はたしか根伏せが出来たような…。

やってみようかな。







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2020年7月3日金曜日

瑞祥の挿し木に挑戦


瑞祥の挿し木にチャレンジです。

那須系五葉松の八房らしいです。
数十年、数百年かかるという大きな盆栽も1代で出来るという夢の樹種。


その最初の一歩を踏み出そうという試み。
どんな立派なモノでも最初の一歩は小さいものです。



2年前も挿したのですが上手くいかず…。

今回はどうでしょうかね。

夏を越して秋まで緑色が残っていれば望みありかもしれません。

雑草が生えても抜かずに切るくらいそっとしておくことが大切らしいです。

すでに土砂降りの雨にさらされてます。
前途多難。

ここから数十年付き合っていく樹が出てくることを切に願っております。



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