2022年1月30日日曜日

梅の品種は何百種?

こんにちは、盆栽なんごくです。 


年末に植え替えた梅が咲いています。


梅の品種は何種類くらいあるんでしょうね。
数百とは聞いたことがありますが、正確には誰も把握していないかと…。

品種を作ってもそれが受け継がれなければ血筋は途絶えてしまいます。

やはり作りやすいモノや丈夫な品種が生き残っているのでしょう。
ちなみにこれは「白」と「紅」。それ以外は分かりません。

コレクションが好きな方は色んな品種を集めるのも面白いかも知れませんね。



 では、また。




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2022年1月26日水曜日

梅の花後の剪定~葉芽の場所を見極める~

こんにちは、盆栽なんごくです。 


さて、梅の季節です。

咲くのは嬉しいが、そのあとは…。




こちらは早咲きの品種「冬至」。
正月頃に咲くので、年末になると多く出回ります。


花が咲いた後は、花を元から取ってあげましょう。
もっとも、すべての花を咲かせると樹にとっては負担になるので、ある程度楽しんだら早めに花を取るようにします

その花ガラを取った後に、残るものがあります。
小さな芽が見えるでしょうか。

小さくとがった芽が春になると葉になる葉芽です。
これを取ってしまうとそこから芽が吹きません。

観賞後に花を取る際は、この小さな葉芽を残すようにします。


このまま大きくするのであれば剪定の必要はありませんが、盆栽は形をこぢんまりと整えてこそ盆栽です。

そのために春の芽出しまでには剪定するようにしましょう。


枝元に葉芽を残すようにすれば、そこから芽吹いて間延びを防ぐことが出来ます。

このようには幹近くに芽が無い場合は…。

近くに別の枝があればその枝を残していきます。先端にしか葉芽の無い枝は使えないので切るようにしましょう。


枝が少なくなっても、梅の木は胴吹きが期待できます。次々と枝を更新しながら作っていきましょう。


では、また。


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2022年1月20日木曜日

お手持ちの盆栽の価値を上げる方法 ~持ち込み~

こんにちは、盆栽なんごくです。 



「枯らすな、長く持っておけ」

初めての一鉢を買った時に言われた言葉。





盆栽の価値を上げるには…。


持ち込み」です。



「長い年月保持して、きちんと管理している」という意味です。


その状態が長ければ、
「持ち込みの古い樹」という表現になります。


盆栽で一番大切なのは古さです


幹肌が荒れてきて古さが現れると
古色(こしょく)を帯びるという表現をします。


古さが大事だということは、樹齢何十年という樹は値段も高くなります。
その何十年の間、誰かが管理して状態を維持していたからこそ価値があります

盆栽が高価であるということは、その年月への対価ということです。時間を買っているわけですね。



たとえ樹齢50年の樹が何万円という値段でも、その50年を買えると考えればそう高くないという風にも考えられます。

逆に考えれば、あなたの持ち込みが長ければ比例して価値も上がります。

お手元にある盆裁は今何年目でしょうか。
お安く買ったミニ盆栽でも構いません。

維持して長く持つことです。

盆栽を持っていない方でも、手にしたその日から持ち込みの価値を作れます。



最近ではボサボサの樹を短時間で盆栽に仕立てるパフォーマンスが見られます。あれはプロの仕事の一つですが、そのプロでも皆同じことを言います。


持ち込んでこそ盆栽である



毎日水をやり、維持していくことこそ一番大事なんですね。

何気ない管理が実は価値を生んでいるのです。






「枯らすな、長く持っておけ」




この言葉は覚えておきたいですね。





では、また。





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2022年1月12日水曜日

長寿梅の根伏せ

こんにちは、盆栽なんごくです。 




長寿梅の根伏せ。


苗木素材の繁殖方法の一つです

実生や挿し木、接ぎ木などがありますが、根を利用したやり方が根伏せ(ねふせ、ねぶせ)。




読んで字の如く、根を伏せます。
長寿梅の根はこのように一本の長い走り根が出ることがあります。

これを土に伏せておくと芽を吹くという仕組みです

このまま伏せても良いですし、長すぎる場合はブツブツと切って挿し木のように挿しておきくことも可能です。その時は先端部分を用土表面に出しておくようにします。


特に長寿梅は成長が遅いため、根伏せがよく用いられます
畑に数年入れておけば太い走り根が出るので、それを使えば太幹素材が得られるという訳ですね。



今回は10cmくらいに切って用土に寝かせておきました。この後、表面をうっすらと用土で覆って終わり。
水やりを忘れずに…。

根伏せ出来る樹種は長寿梅のほか、サルスベリ、椿、キンズ、ニレ、ムレスズメ、カイドウ、ニシキギ、マユミ、フジザクラなどがあります。



私は可能な樹種を知らなかったので、色々試して失敗したことも多々あります…。




春の植え替え時に根っこをよく観察してみて下さい。

いままで邪魔だと思っていた根が、好素材に変身するかも⁉

植え替えがまたひとつ楽しみになってきますよ!




では、また。




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2022年1月7日金曜日

石付きカエデ

こんにちは、盆栽なんごくです。 




2018年から作っているものです。



石に付けるときは根っこを石に付けたまま2年から3年くらいはそのままにした方がよろしいと思います
まずは石を噛む幹や根を作るのが先です。
根や幹を太らせれば石にがっちりと噛んだようになります。


まずは土台が出来るまで放っておく。



その方が良いモノが作れます。



上に伸ばした犠牲枝をまだ伸ばしてみましょう。

枝づくりはそのあとです。



こうして色んな作り方を試せるのも盆栽の楽しいところ。
短期間だけでは変化がないように見えますが、2年3年経つと結果が見えてきます。


子供がプラモデルを作る感覚で苗木を弄るような感じです(ホントに笑)


こんな楽しい園芸は他にない!




では、また。


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2022年1月1日土曜日

2022年!

こんにちは、盆栽なんごくです。 


2022年です。


近未来的な数字ですが、まだ空飛ぶ車は実用化されていないようです。


世の中はゆっくりと動くんですね。


そして樹々たちもゆっくりとした四季の移ろいを見せてくれます。


しかし、梅はなぜ冬に咲くのでしょう?
冬には花粉を運んでくれる虫たちもいません。
わざわざこんな時期に咲く必要があるのか。

そういえばメジロは飛んでますね。
メジロを使って花粉をは運ばせているのでしょうか?


自然界における植物の生存競争は熾烈なモノですから、冬に咲くというもの子孫繁栄のための手段なのでしょう。

そういえばこの梅、八重野梅なので挿し木して増やしてみます。

別の品種が接いであるものでも、台木部分から芽を出すものがあります。台木は大抵の場合挿し木出来る品種(野梅もしくは難波性)なので試してみると面白いかも。


さて、今年もたくさん盆栽を作る所存です。



2022年もよろしくお願いいたします。



では、また。


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