2021年7月26日月曜日

モミジとカエデの剪定

こんにちは、盆栽なんごくです。 



さて、雑木です。


モミジの寄せ植え。
挿し木か実生ですが、3年目くらいだと思います。


石を挟んでいるのはそれぞれの幹の間隔を開けておくためです。針金に頼らずともこういったやり方もあります。
所々、幹の色が違いますが、これは虫食いです。去年幹肌を食べられてしまい、今年になってようやく傷が巻いてきたところです。たしかカミキリムシだったと思います。



一見して枝がたくさんあるように見えます。ただ、これを放っておくとゴツゴツとした枝ぶりになるので剪定しましょう。


ということでサッパリ。枝一つの部分もあれば二又のところもあります。ここまで剪定してもまた芽吹いてきますの大丈夫。


今度はカエデも見てみましょう。
これは挿し木の寄せ集めですね。




これもバサバサと切り詰めていきます。二又に残しますが、節が長い方は切ってしまうほうが良いでしょう。節が残っていればまた芽吹いてきますから枝づくりはこれからです。


この素材はまだ足元が癒着していません。あと数年かかるでしょうが、どっしりとした座が出来上がるのが楽しみですね。



 では、また。









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2021年7月23日金曜日

ピラカンサの取り木と挿し木

こんにちは、盆栽なんごくです。 




日本各地で暑いと言ってますが、雨ばかりの宮崎です。
梅雨が明けてからずっと降り続いてます。


そしてピラカンです。
園芸店で見つけてきました。
お値段お安くすみました。

園芸店やホームセンターの園芸コーナーにふとした素材が眠っていることがあります。そういうのは見逃せませんね。




贅沢にも3か所に取り木。
出来ればもう少し早い時期がよかったです。これから熱波が来ることを考えるとやはり春から梅雨にかけての時期が適期でしょう




ついでに古枝もたくさん挿しておきました。



新梢はよく着いたのですが、古枝があまり良くありません。

5月に挿して今のところ発根したのはこの1本だけ。
数打てば当たるのでしょうが、もう玉切れです。

新梢は発根率が良かったのでそちらを気長に育てていくとします。



盆栽の素材づくりは多くのトライ&エラーを繰り返していきます
やればやるほど経験値も増えますよ。

やった数だけ自分の知識にもなりますから、チャレンジしていきましょう!




 では、また。






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2021年7月18日日曜日

黒松の取り木を外す

こんにちは、盆栽なんごくです。 



取り木中の黒松。

この樹は早くから発根が見られました。


最初は白く太い根が見られますが、時間が経つと茶色く細い根になります。
このまま秋まで待つ予定でしたが、ミズゴケがすぐに乾いてしまうので外して大きな鉢に入れることにします。




チョキンと切り離し。
ミズゴケはそのままにして深植えにしておきます。



取り木すれば2年生苗が出来るのでやめられませんね。
仕掛ける前に曲を入れておけば、小さな曲の入った素材が出来ます。
根の処理は来年春でも間に合います。その時にミズゴケを取って根をきれいにしてあげましょう。



さて、残った足元は…。
接ぎ木したり、今ある枝を使ったり、色々と選択肢がありますのでゆっくり考えるとします。



 では、また。



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2021年7月14日水曜日

小さな苗木の曲付け

こんにちは、盆栽なんごくです。 



盆栽の躾(しつけ)は若いうちにやるべし



というわけで、カリンの苗です。
たしか実生したやつです。(挿し木だったかな…?)

実生したものであれば今年で2年目になります。

6cmポットですからかなり小さな苗ですね。





少し太ってからでも曲付けは出来ますが、小さく細いうちにやっておく方がよろしいかと。
太ってしまうと細かい曲げが入れられずに、大まかに曲げることしかできません。


このくらいであれば細いアルミ線でも曲がりますから、今のうちにやっておくと将来の楽しみが出来ます。



こちらはツバキ。
去年の秋に取り播きして発芽したもの
ツバキはなかなか曲がらないので小さいうちに曲を付けておきます。太くなってから曲げようとすると折れることがあるので注意が必要です。




これも細いアルミ線を使っています。
曲が付いてきたら早めに針金を取る方が良いでしょう。
ツバキは針金の跡が付くとそのまま模様が取れなくなることがあります。


今やっていることの結果は数年後に大きくなって返ってきます。

小さい頃の曲は大きく太るとうねるような幹筋を作ってくれるものです。

曲付けは将来のことをじっくりと考えて、イメージしながらやっていきましょう。


躾は小さいうちに!




では、また。






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2021年7月12日月曜日

真柏の取り木を外す

こんにちは、盆栽なんごくです。 



いつぞやに仕掛けた取り木。


園芸店からやってきた真柏です。

たぶん紀州真柏だと思います。




庭木用の株で、太い枝に取り木を4か所ほど。
残念ながら一つは枯れてしまいました…。
もう少しミズゴケの量を多くしておけば良かったかもしれません。

水やりの回数が少なかったのでカラカラに乾いている時もありました。


それでも白い根が見えますね。えらいもんでちゃんと発根してます。

あまり根が多く出過ぎるとこのミズゴケの量ではすぐに乾くので切り離しましょう。


根は触らずにそのままポットへ。
来年まで放っておきます。
何よりも根っこの充実が最優先です

針金掛けや整枝はそのあとですね。



すぐに小鉢に入れたくなるのも分かりますが、手順を間違えると枯れます…
特にこれから暑い日が続くので来春まで待った方がよろしいでしょう。


では、また。



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2021年7月11日日曜日

今年の接ぎ木は散々な結果…

こんにちは、盆栽なんごくです。 





九重や瑞祥、瑞宝など色々と試したんですが…。



結果は悲惨なモノでした。


5月を過ぎれば新芽が伸びてくるはずだったのですが、ほぼ全滅状態であります。
参りましたね…。





なんとか生き残っている九重。
芽動きが無いので、夏を越せないかもしれません。




ただ、嬉しいニュースもあります。
「天接ぎ」に初成功!
ダメ元で3本ほどやってみたら一つだけ活着してくれました。
葉がよれているのは接ぎ木テープを突き破って出てこようとして、引っかかっていたためです。

なんか新種の松みたいですが、こちらは瑞祥です。



同じ太さのものを接げば成功率が上がるかもしれません。
量産品の宮島五葉松でよく見られる接ぎ方です。
市場に出回っているのは3年から5年経ったものが多いですが、天接ぎ1年目から育てられるのは良い経験になります。

たぶん、盆栽として育てるよりも観察用の樹になるでしょう。






こちらは唯一新芽の伸びている瑞宝。



指でつまんでいるのが瑞宝の新梢です。接いだ後の新芽は首が長くなります。
秋になったら台木を切り詰めておきましょう。


しかし、成功率が悪い…。



どげんかせんといかん。




 では、また。




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2021年7月9日金曜日

黒松の取り木を観察

こんにちは、盆栽なんごくです。 



取り木や挿し木なる作業は実に楽しいモノです。


なんせ根が出て分離すればもう一本増えるわけですから。



5月中旬に仕掛けた黒松の取り木。
2018年実生。

徒長枝は去年切り詰めています。二又に分かれているすぐ下の部分に環状剝皮で仕掛けていました。



約1ヶ月半で発根。モミジなどは早いですが、黒松も意外と早く根が出てくるものです。来年まで待つ予定でしたが、こういう姿を見ると切り離したくなってしまいます…。

通常なら秋まで、もしくは来春まで待つのがよろしいかと。
ただ、ミズゴケの乾きが早くて困っています。

雨が多かった先月までは良かったのですが、これからもっと熱くなるので切り離して大きめの鉢に入れるのも良いかもしれません。




切り離したら足元の芽が急に強くなります。徒長枝に回っていたエネルギーが行き場を失って残りの芽に集中します。
そうなればいよいよミニ黒松作りのスタートです。




では、また。







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2021年7月4日日曜日

黒松の芽切り

こんにちは、盆栽なんごくです。 





今年は芽切りを控えようかと思ったのですが、新芽の伸びも良く、芽切りすることにしました。




頭部は軸を少し残して切って、下枝は軸を残さずに切ってます。軸を残すと2番芽の出が遅くなります。樹冠の強いところは遅らせて下枝とバランスを取ってみようということです。



さて、冬にはビシッとした姿が見せられるでしょうか?
この後はいつも通りの水やり、そして秋になったら多めの施肥です。




では、また。




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