2021年10月31日日曜日

五葉松いろいろ

こんにちは、盆栽なんごくです。 


今回は五葉松の種類
いくつか見てみましょう。


昭和30年から40年ごろに
八房ブームがあり、その頃に
八房五葉松が流行ったそうです。


人気の品種は苗一本が
万単位で取引されたとか…。



最近では雑誌で特集されることもあり、
また人気が出ているみたいですね。



瑞祥
那須系の八房と言われています。
成長が早いため、一代で出来上がる
樹種として有名


ただ、一番長生きしたしたものでも
80年くらいなので、寿命がどこまで
伸びてくれるかは未知数です


取り木、接ぎ木、挿し木が出来ます。



九重
瑞祥と共に八房ブームを生き残った品種です。

芽吹きが良いのが特徴ですが、
良すぎるのが難点ともいわれます。

芽が多くゴツゴツとした枝に
なりやすく、銘品が少ない品種


取り木は時間が掛かるため、
多くは接ぎ木で作られています。




華厳
那須系の五葉松から選抜された品種です。

葉が短くツンと立っているのが特徴。
接ぎ木したものが多く出回っています



宮島五葉松
かなり古くから生産されている品種。

葉の裏側の気孔が銀色に見えるため
銀八(銀性八房)と呼ばれます。

一度整枝すると型崩れせず、
管理がしやすい品種です


挿し木、取り木が出来ないため、全て接ぎ木での生産です。


個人的には銀八が一押しです!
だた私の好みというだけですよ。



このほか、赤石五葉や石鎚五葉など
四国産のものや那須系、吾妻系の
品種も多くあります。




こうした「品種モノ」は
コレクター心をくすぐりますね。


品種を色々と集めてみたり、
違いを記録してみたり、
様々な楽しみ方があります。




接ぎ木は敬遠される傾向にある
ようですが、品種を残すためには
必要な繁殖方法です



接ぎ木であろうと、良いものは良い



自信を持って集めてみましょう!





では、また。




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2021年10月10日日曜日

五葉松 実生4年目

こんにちは、盆栽なんごくです。 



実生の五葉松です。



2020年。



あれから1年経ち、どれくらい成長したかというと…。



2021年。
なかなかいい具合に変わってません。
もはや棚の隅に埋もれてしまい、観察することもほとんどなかったですね。

なにしろ変わらないですから。


種を播いて4年たってようやくこれくらいです。
「5年目以降は成長著しい」と聞きます。来年5年目を迎えるのでまだ待つことにしましょう。

ところで、我が家では五葉松の成績が良くありません。かなり枯らしています。実生で4年も頑張っているのが不思議なくらいです。

西日本では実生の那須五葉や吾妻五葉は難しいと聞いたことがあります。夏場に夜の気温が下がらないことが原因ではないかと言われているようです

五葉松は高山植物ですから地温が上がり過ぎると具合がよろしくないのでしょう。

さあ、来年は5年目です。


松柏類と付き合っていくには気長に待つ姿勢も求められます

花を植えてすぐに楽しめるガーデニングとは桁が違いますね。

すぐに答えを求めるこの時代にちょうどいいかもしれません

自制心を育むにはうってつけの趣味です。




また一年後に登場していただきましょう。



では、また。





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