2021年12月30日木曜日

梅素材の植え替え

こんにちは、盆栽なんごくです。 




冬の楽しみである梅ちゃんのご紹介。


年末になると園芸店やホームセンターなどで梅盆栽が見られるようになります。


白と紅。詳しい品種は不明です。


品種を気にするのは盆栽人だけかもしれませんね
一重小輪の米良など人気品種は値段も高くなります。




さて買った後、花が咲く前に植え替えてもいいのでしょうか?

もちろん花の前でも植え替え出来ます

バラ科の植物ですので秋9月ごろから翌年の春まで植替え時期は長く続きます

幹にシャリを施しましたが、もう少し練習が必要みたいです…笑



秋から冬に掛けて植え替えると花の時期を数週間早くすることが出来ます。
お正月に見たい時は早めに植え替えておくと良いでしょう。

はじめの写真に比べると枝数が減っています。枝が多い場合は必要な部分だけ残して剪定します。

これに関しては個人の好みによることろが大きいです。

豪華絢爛な姿が見たい時は剪定せずにすべての蕾を咲かせれば立派は梅が見られます。


ただ、盆栽の場合は侘び寂びを表現するのでなるべく枝を減らし、蕾の数も調整しておきます。枝元の葉芽は残すようにしておきましょう。
ポツリと咲く姿は粋なモノです(ゴツゴツ咲きすぎると野暮ってもんです)。



ところでみなさんは梅と桜のどちらが好きですか?

私は梅派の人間です。桜も好きなんだけど、盆栽を始めてからは梅が好きになりました。
そんな方も多いのでは⁈

香りも良くて品があるので、一度手にするとハマる人もいるでしょう(私のように…)。



さて、咲いたころにまた登場していただきましょう。




では、また。




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2021年12月12日日曜日

挿し木出猩々の冬姿

こんにちは、盆栽なんごくです。 



春はキレイな芽を出していた出猩々。



夏になると緑色になり、秋から気温が下がるとまた赤く紅葉します。



2021年冬。
赤くなった葉はキレイで見ごたえがありますが、放っておくと落葉して棚場を汚してしまいます。ある程度観賞したら取っておきましょう。




寒樹とも裸樹とも言います。葉を落とした寒々しい姿ですが、これこそ雑木の楽しみでもあります。
春から芽摘みや葉刈りといった作業の成果が見える時です

この樹は一度剪定しただけで細かい芽摘みや葉刈りはしていません。



このまま大きくして挿し木用の穂木を取る予定。


出猩々は節間が長くなるのが難点。ヤマモミジのように節の詰まった枝が出にくいので小品を作るのは少々難しい樹種。

ただ、写真の様な立木姿でおおらかな雰囲気で作ると雑木らしさが出ると思います。

節間が長ければ長いなりの作り方をしていきましょう。



こうした樹はセキショウやシダと一緒に寄せ植えにすると風情が出て良いかも。
あなたはこういう素材を見てどういう将来が見えてきますか? 

それを考えるのも楽しい時間ですよね。


 では、また。




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