2021年5月19日水曜日

サツキの芽吹き

こんにちは、盆栽なんごくです。 






1ヶ月くらい前からポツポツと新芽が出始めて、荒さばきから2ヶ月ほどでここまで芽吹いてきました

少しだけ肥料も置いてあります。



全長60cmくらいからここまで小さくしても芽吹くのですから、サツキはかなり強い樹です。






こちらは大盃(だと思います)。
この樹も3月にバサバサと切って小さくしたものです。15cmポットですから上のはなびんよりも少し大きいですね。


丸坊主にしたあとは、数週間芽動きが無いので心配になります。
ここまで芽吹いてきたら一安心です。
今年はこのまま何もせずに伸ばし放題。

サツキは切り込みが出来るので枝はいつでも剪定出来ます。

樹勢が良い樹と悪い樹は出来上がりのスピードも違ってきます

やはり健康は大切です。


まず樹勢回復が第一。



盆栽も人生もあせらずゆっくり




では、また。






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2021年5月16日日曜日

黒松の取り木を仕掛ける

こんにちは、盆栽なんごくです。 


黒松の取り木です。


3月に仕掛けた取り木から発根が確認できました。

ビニル袋の中の白い棒のようなものが根です。
2か月で発根とはずいぶん早いですね。

まだ一本しか確認できていないので取り外しは秋まで待ちましょう。





それで気を良くしたもので、また取り木しようかと…。
この樹はこのまま作って文人木でも良かったのですが、せっかく面白い曲があるのでそこを取りましょう。




一本は細い部分、もう一か所は太い部分です。
こういう時のためにちゃんと曲は付けておくものですね。

方法は環状剝皮法です。黒松や五葉松は切れ目をしっかり入れると簡単に皮が取れます。
そこへルートン塗ってミズゴケで巻けば出来上がり。


ミズゴケを巻いたら自立できなくなったので石を乗っけてます…。そのうち転がっているかもしれません。

そういえば、ホームセンターで「ミズゴケの生産が出来ないので入荷はしばらくお待ちください」との札を見ました。

生産が滞るとは何事でしょうね。
まさかコロナの影響でしょうか?


ともあれ、無事取り木設置完了です。


どの部分を取り木するか…。

将来を想像しながらやるのが楽しいところです

みなんさんもトライしてみて下さい!




では、また。






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2021年5月14日金曜日

長寿梅の挿し木をしてみる

こんにちは、盆栽なんごくです。 



長寿梅の挿し木です。


この樹種は太い古枝でも活着するらしいとのこと。

なので新梢は短く切り詰めて古枝だけを挿してみます。
ボケや長寿梅は新陳代謝の激しい樹なので、数年で枝の表皮がひび割れてくることがあります。古さを表現するには良いのですが、あまりヒビが入り過ぎると枝自体が枯れてしまうこともあるようです。

ヒコバエを盛んに出すということは、そのぶん枝枯れも起こりやすいということでしょうかね。





用土は赤玉、ボラ、、鹿沼土、山砂のミックス。使い古しの用土です。
どれほど活着してくれるでしょうか。

当分は日陰で過ごしてもらいます。


新芽が伸びてきたらまた報告しましょう。




では、また。



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2021年5月9日日曜日

出猩々の呼び接ぎ

こんにちは、盆栽なんごくです。 




出猩々の呼び接ぎです。


接ぎ木には台木と接ぎ穂が必要ですが、切った枝を接ぐのではなく生きた枝を「呼んで」接ぐ方法があります。


2種類の品種を用意します。
右の細いのがヤマモミジ、奥の太い棒のような幹が出猩々。





台木となるのはこのヤマモミジ。
実生か挿し木の苗。たぶん3年生くらいです。
このまま育てても可愛らしく出来そうですね。


接ぎたい部分に溝を掘ります。溝が浅いとカルスが盛り上がって接ぎ穂が押し出されるので深く掘っておきましょう。
これでも少し浅いかもしれません…。




となりの樹(出猩々)から枝を呼んで接ぎます。
動かないように接ぎ木テープで保護して出来上がり。



全体図はこんな感じになります。なかなかの大手術のように見えますが、お隣から呼んでくるだけです。

揺れてしまうと活着が悪くなるので風の当たらない静かなところで待ちましょう。

細い枝くらいが入る溝であれば2か月くらいでカルスが巻きます。

その頃に接ぎ穂の生長の度合いを見て判断してみましょう。




では、また。




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2021年5月8日土曜日

さつきの花いろいろ その2

こんにちは、盆栽なんごくです。 



さつきシリーズです。



如峰山、晃山の枝変わり。






緋縅(ひおどし)。
石山×酒中花です。




光琳。晃山と大盃を掛けたもの。色合いは大盃に似てます。例の濃桃紫色です。



さらん。立山の舞×光琳。


色んな組み合わせで系統が分かれてます。
多すぎて追いつきません…。




では、また。






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2021年5月5日水曜日

ピラカンサの挿し木

こんにちは、盆栽なんごくです。 




今年はピラカンサの挿し木もしてみましょう。


どうやら古枝でも活着するとのことなので、少し太めの枝を使います。
2~3年の枝です。できれば模様の付いた枝を使いたいですね。その方が立ち上がりの曲を活かせます。

棒状のものもありますが、せっかくなので挿しておきましょう。
一ヶ月ほどは日陰で管理。
葉は半分ほど切っておくか、1枚残すくらいにして蒸散を少なくします

発根すれば数か月で新芽が伸びてくるはずです。



ついでなので新梢も挿しておきます。
先端は萎えてしまうので使うのは根元の部分だけ。


さて、夏過ぎるころには結果が報告出来るでしょうかね。


素材づくりは地道にコツコツと



では、また。




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2021年5月4日火曜日

梅の挿し木と実生苗

こんにちは、盆栽なんごくです。 




梅の挿し木。


あまり聞かないですが、野梅と難波性の梅は挿し木が可能です


両方とも接ぎ木の台木として使われることが多いみたいですね。



新梢挿しに挑戦です。
野梅または難波性でないと意味ないですが…。




少しだけ古枝も挿しておきました。
新梢は先端を切ってます。そのうち水切れで萎えてくるので使うのは枝の根元から真ん中あたりまで。





そしてこちらは去年の夏に播いた実生の梅
20個近く播きましたが発芽したのは6~7本くらい。
発芽率は3割くらいでしょうか。



自然界では巨木になるだけあって成長が早いです。3月頃に出てきたと思ったら2か月も経たずに20cm以上になっています。秋には60cmくらいになるでしょうか。

太り具合にもよりますが、来年には接ぎ木したいですね。




では、また。




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2021年5月3日月曜日

サツキの花いろいろ

こんにちは、盆栽なんごくです。 


サツキ咲く季節です。

五月ですから。



鶴翁。ミヤマキリシマ系なので葉も小さく花も小さなものが咲きます。







夢花火。好月の枝変わり。
ここまで来るとサツキは思えぬ花芸。






麗子。松波×華宝と麗光の交配品種とのこと。
底白が特徴ですね。






こちらは好月のはずんなんですが、覆輪がでません。もしや好月ではないのではと思ってしまいますが…。どうなんでしょうね。
ただ、白地に赤の絞りはキレイです。これだけでも十分楽しめます。


また別の品種も咲き始めていますので順次載せていこうかと思います。




では、また。



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2021年5月2日日曜日

出猩々の挿し木

こんにちは、盆栽なんごくです。 



出猩々モミジです。


今年も挿し木します。




今年こそは。

新梢は一度も活着したことがないので、去年枝を使います。

葉を数枚ほど付けて挿し穂を作ります。



あまり葉が多いと蒸散して枯れてしまうので少ない方が良いかと。
ルートン塗って挿し木です。



日陰もしくは日当たりの短いところで管理。日照時間が長くなると葉がチリチリになってしまいます。
10本ほど挿しましたが、今年の出来はどうでしょうか。




秋の豊作をお楽しみに!



 では、また。





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2021年5月1日土曜日

大盃(サツキ)は赤だと思ってました…。

こんにちは、盆栽なんごくです。 



サツキであります。


一般的に普及しているのが大盃という品種。

ピンク色というか、自分では赤系の色なんですが…。

サツキ辞典によると「紫系」の色に分類されています。



そうか、これは紫だったのか。

「濃桃紫色」という表記もあります。




なので大盃は何色か?と聞かれたら濃い桃紫色だと答えれば正解です。

それはどんな色だ?と聞かれたら大盃を見なさいと言えばよろしいかと。



こちらは大盃の枝変わり品種、角葉珍山です。別名「鹿山」というそうです。
鹿山と華山を間違えないように「しかやま」という人もいるとか。
大盃の矮小種なので花の色は同じです。






こちらは「赤晃山」。トキ色の晃山の枝変わりです。
これはなんだか赤系の感じがしますね。

晃山も大盃も同じように見えますが…




こうして並べると赤系と紫系の違いが分かるかと。
右が大盃、左が赤晃山。

赤だのピンクだのと単純に思ってましたが、


まさか濃桃紫色だったとは…。






では、また。





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