いかがお過ごしでしょうか。 (^▽^)/
盆栽の本質に迫る禅問答な記事です。
少々長ったらしい記事なので
面倒な方は読み飛ばしてください(笑)
先日も書きましたが、
盆栽という存在を抽象的な表現に置き換えると
こういった言葉が出てきます。
・表現
・一人遊び
・コミュニケーションツール
・文化
・伝承
・人生
・生き方
今日は「一人遊び」という部分に焦点を絞って
お話していこうかと思います。
愛好家の場合、盆栽は一人で育てます。
一人の人間が管理して、次の世代に移っても
まだ別の一人の人間が育てます。
詰まるところ一人遊びではないかと…。
ちょっとこじつけな理論ですが
こういう話です。
男性に限った話になるかもしれませんが、
子供の頃にプラモデルを作ったことはありませんか?
プラモデルが好きだった人は盆栽にハマる傾向が
あると聞いたことがあります。
なぜか?
一人遊びだからです。
模型を作ることと盆栽を仕立てていくことは
よく似ています。
まずは、空想。
想像の世界でこんな雰囲気で作りたい。
こんな色を塗って仕上げたい。
フィギュアをここに配置して、こんな情景を
作りたい。
模型やジオラマを作るときは必ずこうした空想の
世界に浸ります。
これをせずに行き当たりばったりで作ると、
ストーリーが曖昧なものを作ってしまうことに
なります。
だから事前の空想は大事ですね。
そして材料の入手。
空想したものを現実の世界に作り出すために必要な
模型や塗装品、道具などを揃えます。
模型も数多く出回っていますし、
塗装用具もアクリルや油性塗料など種類は様々。
ふさわしいものを選んでいきます。
模型を入手してから空想が始まることもあるので
空想と入手は順番が入れ替わることもあります。
そして、作製。
入手したものを空想した通りに作る作業です。
模型の場合は組み立てと塗装。
ジオラマを作るには地面や建物なども作ります。
作業はもちろん全部一人でやります。
・空想して
・入手して
・作る
盆栽に当てはめれば、以下のようになります。
・どんな樹を作りたいか(空想して)
・ふさわしい素材を買う、または作る(入手して)
・仕立てる(作る)
素材を入手して空想を始めることもあるので
順番が入れ替わることもありますが、
大方このような手順で進みます。
プラモデルと盆栽を一緒にするとは何事か!
と怒られそうですが、ホントに手順は同じです。
そして両方とも一人でできる遊びです。
模型は作って終わりですが、盆栽はいつまでたっても
完成しない。
だからずーっと遊べるプラモデルのようなものだと
思ってます。
一人遊びって大切だと思いませんか?
だって、説明書もなく空想だけで作るんですよ。
自分の頭の中にしかない絵をなんとか作り出そうとする
のが一人遊び。
ある目標に向かって進み始めて、そこに行くための道具を
揃えて道筋を自分で決めて、実行していくわけです。
それを芸術的なところまで持っていこうとするのですから
粋な遊びじゃないですか。
盆栽は日常の一人遊び。
覚えておいてくださいね。
というわけで、
今回のお話はこの辺で。
今からわたくしは一人で遊んできます。
では、また。(^^)/~~~
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