2020年11月11日水曜日

地味な黒松の枝抜き(39)

こんにちは、盆栽なんごくです。 



地味な枝抜きの話。



この黒松は今年芽切りせず。
ちょっと樹勢が弱く、芽もほとんど伸びませんでした。
葉だけは伸長して荒れた姿です。


ただ、幹を隠している手前の枝がどうしても気になります。

小さな盆栽でも大きな盆栽でも、幹を見せる枝ぶりを作りたいですね。
表の幹を見せて、裏枝を充実させると奥行も出ます。



というわけで、表の幹を隠していた前枝を一本落としました。


。。。


幹が見えるようにはなりましたが、ちょっとスカスカになりました…。


今回の剪定はここまで。


今は樹勢を付けることが最優先です。

状態が良くなれば植えつけ角度も含めて色々と検討してみましょう。





では、また。


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2020年11月8日日曜日

黒松の葉抜きと整枝

こんにちは、盆栽なんごくです。 



黒松と遊んでます。




9cmポット入り。
今年は芽切りしていないので暴れ放題になってしまいました。

放っておくとフトコロに芽吹いて来ないので新梢の葉抜きをしておきます。




去年葉を残して当年葉をかなり抜きました。
芽が出てきて欲しいところには葉を残すようにしましょう。

来年は芽切りして枝を増やす予定です。


ちなみに芽切りは成長を遅くさせます。
太らせたいのであれば毎年行わず、芽切りを休む時も必要です。

マッチ棒程度の幹が今年だけでずいぶんと太りました。

さらに鉢を緩めて頭の芯を伸ばすともっと大きくなります。



どういう風に作るか悩みどころです。




では、また。







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2020年11月7日土曜日

文人木黒松を作る途中です

こんにちは、盆栽なんごくです。 



文人黒松のお話。


文人木は古くに文人墨客が好んだことから「文人木」と呼ばれるようになったそうです。


幹太の豪快な樹とは対照的に細くひょろっとした幹に最低限の枝しか付けていないという形。


文人木を作ることが出来れば他の樹形も作れると言われるほどセンスが問われる分野です



こちらで作っているのはミニ文人ですが「枯淡な味わい」を目指しましょう。



古さが伴っていれば小さくても味のある樹になるでしょう。

まだ実生して5年くらいの樹では形を作るだけですね。


4月頃に芽切りをしたので2番芽はかなり伸びてます。


1か所から複数の芽が出ているので2芽にしていきます。


残す芽の方向によって将来の形や枝ぶりも変わってくるので、いかようにも作れる段階です

針金掛けをすればきれいな形は整いますが、剪定だけで作る「ハサミづくり」もなかなか面白いものです。




というわけで、最低限の枝だけを残して剪定。
これだけでかなりスッキリしました。




こちらの頭の部分はどうしようかと思案中…。幹をもう少し太らせるために来年は伸ばしてみましょう。
頭を作ることもできますし、将来は下枝だけの文人木にすることもできます。

作る段階ではこういう楽しみもありますね



コツコツと作っていきましょう!





では、また。



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2020年11月6日金曜日

秋は蓄える季節です

こんにちは、盆栽なんごくです。 




春に芽を出し、夏に精一杯成長して
秋は栄養を蓄える季節です。



気温が高い時期は賑やかだった盆栽たちも大人しくなってきます。



しかし、よく見ると来年の芽が用意されているんですね。

冬芽といったりしますが、日を追うごとに大きくなってきます。


同時に樹も幹が太る時期です。



人知れずちゃんと栄養を蓄えて越冬の準備。
そして来年また芽を出す準備をしています。

秋の肥料はこうした蓄える季節に与えることで効果が出てきます。
春の2倍の肥料を与えることもあるようですから、盆栽もそれだけ栄養を欲しがっています。


人間もずっと賑やかでは疲れます…。
ゆっくり休んで栄養を蓄える時も必要ですね。



鍋物が食べたくなってきた…。




では、また。




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2020年11月5日木曜日

実が成らなかったものもあります

こんにちは、盆栽なんごくです。 




実成りのない実もの盆栽です。


マユミ(真弓)。


実が成っていれば風情ある姿がご紹介できたのですが…。


マユミは雄木と雌木があるので両方を用意しないと実成は難しいですね。

一応花は咲いたんですけどやっぱり雄木をそばに置いておいた方が確実に結実するでしょう。


2本用意するのは大変という方は「コマユミ」という樹もあります。
こちらは雌雄同株で花が咲けば実が成りますから、管理も簡単かもしれません。



実もの盆栽は実が成ってこそ…ですね。



では、また。





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2020年11月4日水曜日

黒松の取り木をやってみましょう

こんにちは、盆栽なんごくです。 



今回は黒松の取り木です。


というよりその「準備」です。



こちらの黒松でやってみましょう。
たしか正月用の苗木をザルに入れたものです。実生から5年くらいでしょうか。

低いところに芽当たりがないのであまり良くない素材…。



黒松はこういった枝分かれの部分で取り木すると良く発根するそうです

ただ、そのあとが作りづらいかもしれませんね。
株立ち状の樹を目指すのであれば良い場所ですが、ミニ盆栽を作るには横に出ている枝は邪魔かもしれません。





足元はこんな感じです。小さな芽が数か所出ているのでそれを頼りに作っていきます。
上部はそのうち切ってしまう犠牲枝です。
今回取り木するのは犠牲枝の部分。




取り木を仕掛けるのは来春になります。その前に下準備です。
車枝状に出ていた枝を全部落として一本にしておき、そこから曲を付けておきます。
春までには曲が付いている(と思う)ので、そこに取り木を仕掛けようという目論見です。


このくらい太くなると2.5mmくらいのアルミ線を使わないとなかなか曲がりません。





さて、算段通りになるでしょうか!?




春のお楽しみです。






 では、また。

2020年11月3日火曜日

ピラカンサは満艦飾

こんにちは、盆栽なんごくです。 




満艦飾は英語でFull dress shipというそうです。



ピラカンサが文字通り着飾ってます。


春に花が咲いて、水切れさえしなければ実を付けてくれます。

トキワサンザシとか橘モドキなどと呼ぶこともありますが、総称してピラカンサと呼ぶのだとか。


秋らしい一品になりました。







こちらは2018年の姿。少し実成りが少ないですね。

このころはまだ枝ぶりも寂しい感じです。

2芽残しの剪定を続けていけば少しずつ枝が混んできます。






そしてこちらはさらに遡って2017年。
まだ右も左も分からぬ苗木の姿です。

たしかホームセンターの片隅に転がっていたものを拾ってきた時の写真です。





洒落たミニ盆栽になってくれたではありませんか。


ピラカンサは樹勢も強く丈夫な樹なので初心者でも簡単に管理できる樹種だと思います。


実ものをやってみたい方にはオススメです。


2年~3年くらいでここまで出来るから楽しいですね。



ちなみに、実は長く付けておくと樹の負担になるので、観賞が終わったら早めに摘果してあげましょう。





 では、また。





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2020年11月1日日曜日

ミニ盆栽人はよくしゃがみこむ

こんにちは、盆栽なんごくです。 



小さな盆栽を愛するミニ盆栽人はよくしゃがみこむ。



盆栽園に行ってもミニ盆栽の素材は棚下に転がっていることが多いです。



棚の上に置いてある立派な盆栽には目もくれず、小さな盆栽を探すのです。


盆栽園や園芸店の苗木コーナーで前かがみになったり、しゃがみこんでる人がいたらミニ盆栽人の可能性があるでしょう。




立派な盆栽の前で「樹齢100年ですよ」と説明を受け、

「へ~、そうなんですかぁ」

と言いつつ、心ここにあらず…。




ミニ盆栽レーダーが感知するのは棚下や隅に追いやられた小さな盆栽たち。


しゃがみこんで物色しては不敵な笑みを浮かべる。





そんな小さな盆栽を家で飾って…またしゃがみこむ。




本人は楽しくてしょうがない。







そんな人見かけたらそっと見守ってあげてください。








では、また。





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2020年10月31日土曜日

日日是好日て何ですか・・・?

こんにちは、盆栽なんごくです。 




「日日是好日」



「にちにちこれこうにち」



盆栽の展示会なんかでこの言葉を書いた掛け軸を見ることがあります。




ヒビコレコウジツと思ってました…。汗

毎日が絶好調!って意味かと思っていましたがこれも違うようです…。




晴れの日もあれば雨の日もある。
暖かい日もあれば寒風吹き付ける日もある。
しかし、その日でなければ体験できないことを経験として積み重ねている。
だからどんな日であろうとあなたにとってかけがえのない「好日」である。




という意味の禅語だそうです。



思っていた意味とずいぶん違いました。

雨の日も寒い日も好日であると…。


禅はなかなか良いことを言いますね。



思うように盆栽が出来なくても、枯らしてしまってもそれはあなたにとっての良き経験であり「好日」なんですね。


たしかに全てが絶好調なんてこともありえませんから、それを考えると納得のいく意味合いの言葉ではないかと思います。



今日も快調!なんて考えていましたが、短絡的な解釈でした…(恥ずかしい)。



盆栽も全てが上手くいくわけではありませんからね。

剪定に失敗したり、枯らしたり…。
その失敗があっての盆栽です。

日々観察をして一日ずつ体験を積み重ねていきましょう。




暑い日にカラカラに乾くも、寒い日にカチカチに凍るも、




「日日是好日」です。





では、また。




2020年10月30日金曜日

ポット入り黒松の葉透かし

こんにちは、盆栽なんごくです。 





こちらは7月頃に芽切りした黒松です。


芽切りした黒松は最低限の葉しか付けていないので、一時的に寂しい姿になりますが…。





8月頃になると切った部分の葉元から2番芽が吹いてきます。

ちょっと賑やかになったところでまた葉の量を減らすのが葉透かし(古葉とり)です。


切ったところの葉が残ってるのでそれを取る作業。

ツンツンと伸びた葉が見えますが、去年葉ですね。ピンセットで抜き取るか、葉元を数ミリ残してハサミで切り取りましょう。



この樹は小さな文人木ですからすぐに作業を終えましたが、大物盆栽ではかなり根気のいる作業です。


こうして少しずつ形になっていくんですね。


芽切りを続けていくと枝数も増えていきますのでコツコツと作っていきましょう。




 では、また。




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2020年10月29日木曜日

足元が語る盆栽の味わい~作りと育ち

こんにちは、盆栽なんごくです。 



盆栽は足元で語る」というお話。



樹の見どころは色々とあります。

その中でも足元は重要な見どころの一つです。



こちらでもお話しましたが、「立ち上がり」の部分ですね。


立ち上がりとは地表から幹筋(一の枝)にかけての部分。


この部分は樹がどうやって作られて、どれくらいの歳月が経っているかを物語るところです。

苗木のころに針金で曲を付けられたものが何年、何十年と経って立ち上がりを作り上げていきます。




「作られた過程」と「育ち」を教えてくれるんですね



この樹は地表に近いところと幹の色が違います。接ぎ木で作られたものでしょう。


枝ぶりは変えられますが、立ち上がりは変わらないところです


その樹の個性そのものですね。





根が放射状に発達して広がっている姿が理想とされますが(八方根張り)、地表に出た根の一部も古さが出てくると、それだけで十分味が出てくるものです。

この黒松の根張りは良いとは言えないかもしれませんが、黒松らしい皮が出て古さを物語っています

樹皮からすると種から育てて20年から30年くらいでしょうか。



このように、足元の立ち上がりを見るとその盆栽の歴史が垣間見えてきます


お店や展示会などで盆栽を見る機会があったら足元をじっくりと見てみましょう。




「この太さ、この古さなら樹齢○○年くらいですかね…」


なんて言おうものなら


「おぬし、やるな…」


となること請け合いです。





では、また。



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2020年10月28日水曜日

八房五葉松「九重」の素材をどう作っていきましょうか

こんにちは、盆栽なんごくです。 



小さな五葉松素材のお話。


古くからある八房の「九重」です。



最近は黒松に芽接ぎした小さなものが出回っているようですね。品種も様々なものが出ています。

昭和40年くらいに八房ブームがあったらしく、その頃には多く出回ったようですがブームが過ぎれば見向きもされず…。

その時代から生き残ったのが「九重」と「瑞祥」です。


九重は樹冠部がゴツゴツとして、枝も太くなりやすいので作りづらいと言われています。それに比べるとやはり瑞祥の方が人気なんでしょうね。




こんな素材を手にして、さてどう育てていこうかと思案中。

一番手っ取り早いのはこのまま化粧鉢に入れることですね。それだけでミニ盆栽が出来上がります。


それだけじゃ物足りない時は、どう作っていくかの考えどころです。





どれくらいの大きさを目標にするかというのは重要です。

大きくしたいのであれば鉢を緩めて数年伸ばしっぱなしにするといいでしょう。

小さく作りたいのであれば今のうちに曲を入れて小鉢で持ち込むという方法もあります。

また、数を増やしたいのであれば、太りを待って途中で取り木するやり方もあります。九重の繁殖はほとんど接ぎ木か取り木ですね。


この素材も黒松の足元に接ぎ木されています。接いでから3年くらいでしょうか。



最終的な大きさの目安、どの程度の太さにするかといったことを考えて作っていくと楽しみが増えますね。


まだ小さな樹ですが、どんな風にでも育てられる可能性を秘めています。


長い目で見ていきましょう。



 では、また。

2020年10月27日火曜日

盆栽を始めると拾い物が多くなります

こんにちは、盆栽なんごくです。 



盆栽人はすぐに何でも拾う…。



何の話か?と思いでしょうが、事実です。


街の樹々が気になり始める。
種を拾いたくなる。
道端の苔がやたら目につくようになる…。


これらの症状が出てきたら盆栽人になり始めていると言っても良いでしょう。



私自身、これまで様々なものを拾ってきました。
庭に生えていた樹を鉢に入れてみたり。

この樹は3年経ちますが花も咲かず実も成らず、樹種すら分かりません。


手癖とでも言いましょうか、こういった拾い物が棚場によくあります。






秋になればモミジの種を頂戴して播いてみたり…。

秋になればというより、もっと前の段階で種が取れそうなモミジにすでに「目星」をつけてあったりします。


「あの樹の枝なら手が届きそうだな…」などと独り言を言いながら樹を見上げている人は盆栽人かもしれません。




道端でしゃがみこんで苔を採取している人がいたら間違いなく盆栽人ですので、そっと見守ってあげてください。





盆栽を始めて色んなものが気になり始めたあなた、心配しないで下さい。

立派な盆栽人としての道を歩んでいますから。




では、また。


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2020年10月26日月曜日

実生五葉松は気長に付き合っていきましょう

こんにちは、盆栽なんごくです。



五葉松を実生したというお話。


2018年実生ですから3年生になります。

10粒ほど播いて生き残ったのは2本だけです。ほかに数本発芽しましたが、夏の暑さにやられてしまいました。



発芽して2年半くらいですが、なんという成長の遅さ…。
棚場の隅に置かれて水だけをもらっている毎日です。
盆栽は焦らずゆっくりと言います。

こと五葉松に関しては自分の力ではどうにもなりません。「待つ」以外に方法がないので待つしかないですね。

人間時間で2年半は長いのか短いのか。
気付けば年月が経っていますが、植物時間とはずいぶん違うようです。





八房系が生き残ったのでしょうか。今年は芽持ちがよく、小さな芽が出ています。来年は賑やかに芽吹いてきそうです。

どんなに水やりしても肥料をあげても育ちが早くなるわけではありません。

さすがに植物時間に合わせていくしかないですね。



日々の生活を送る中で

「焦るな、一度立ち止まれ」

と言われているような気がします。





実生の五葉松は一息つくことの大切さを教えてくれますよ。


種が手に入る機会があればやってみると良いかもしれませんね。



気長にお試しあれ。






 では、また。