小さな五葉松素材のお話。
古くからある八房の「九重」です。
最近は黒松に芽接ぎした小さなものが出回っているようですね。品種も様々なものが出ています。
昭和40年くらいに八房ブームがあったらしく、その頃には多く出回ったようですがブームが過ぎれば見向きもされず…。
その時代から生き残ったのが「九重」と「瑞祥」です。
九重は樹冠部がゴツゴツとして、枝も太くなりやすいので作りづらいと言われています。それに比べるとやはり瑞祥の方が人気なんでしょうね。
こんな素材を手にして、さてどう育てていこうかと思案中。
それだけじゃ物足りない時は、どう作っていくかの考えどころです。
どれくらいの大きさを目標にするかというのは重要です。
大きくしたいのであれば鉢を緩めて数年伸ばしっぱなしにするといいでしょう。
小さく作りたいのであれば今のうちに曲を入れて小鉢で持ち込むという方法もあります。
また、数を増やしたいのであれば、太りを待って途中で取り木するやり方もあります。九重の繁殖はほとんど接ぎ木か取り木ですね。
この素材も黒松の足元に接ぎ木されています。接いでから3年くらいでしょうか。
最終的な大きさの目安、どの程度の太さにするかといったことを考えて作っていくと楽しみが増えますね。
まだ小さな樹ですが、どんな風にでも育てられる可能性を秘めています。
長い目で見ていきましょう。
では、また。
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