文人黒松のお話。
文人木は古くに文人墨客が好んだことから「文人木」と呼ばれるようになったそうです。
幹太の豪快な樹とは対照的に細くひょろっとした幹に最低限の枝しか付けていないという形。
文人木を作ることが出来れば他の樹形も作れると言われるほどセンスが問われる分野です。
こちらで作っているのはミニ文人ですが「枯淡な味わい」を目指しましょう。
古さが伴っていれば小さくても味のある樹になるでしょう。
まだ実生して5年くらいの樹では形を作るだけですね。
4月頃に芽切りをしたので2番芽はかなり伸びてます。
残す芽の方向によって将来の形や枝ぶりも変わってくるので、いかようにも作れる段階です。
針金掛けをすればきれいな形は整いますが、剪定だけで作る「ハサミづくり」もなかなか面白いものです。
というわけで、最低限の枝だけを残して剪定。
これだけでかなりスッキリしました。こちらの頭の部分はどうしようかと思案中…。幹をもう少し太らせるために来年は伸ばしてみましょう。
頭を作ることもできますし、将来は下枝だけの文人木にすることもできます。作る段階ではこういう楽しみもありますね。
コツコツと作っていきましょう!
では、また。
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