2025年7月20日日曜日

実生ヒメシャラの経過報告

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。

いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 





昨年種をまいて、今年の春先に芽を出したヒメシャラ


ちょっとした経過報告です。




地面すれすれに芽を出していたものが、今の時期にはここまで伸びます。



ヒメシャラの葉は互生して出てきます。左右同じ場所に出てくるものが対生。交互に出てくるのが互生だそうです。
同じ場所から複数出てくるやつは輪生というらしい。


秋ごろまでにはもう少し大きくなるでしょうね。

曲付けしようか迷います…。

ヒメシャラは幹が太ると固くなって針金が効かないので、細いうちに曲げておくのがオススメ。固くなって無理やり曲げようとするとたぶん折れます。






ちなみに庭に生えていた実生苗もついでに育ててますよ。
この子は葉色があまり良くないですね。

まだ根っこが充実していないのでしょう。辛抱、辛抱...。




そして2022年産の兄貴分は大暴れ。
こうして枝が伸びてくれると剪定のやりがいがあります。伸びてはパチパチと切って、また伸びては切って。



そうして毎年剪定を繰り返しているといつの間にか盆栽らしい枝ぶりが現れたりします。


小さなことの積み重ねですね^^





今日もお天道様に感謝です。 

では、また。(^^)/~~~






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2025年7月13日日曜日

イワシデの取り木を外します

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。

いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 





梅雨が明けたはずなのに連日雨です。
やはり発表が早すぎたのではないでしょうか(笑)。


いつもは7月の中旬ごろなのに。


気象庁は功を焦ったのでは…。
(そんなわけないか)









雨模様の日はイワシデの取り木を見てみます。

一ヶ月くらい前から少しずつ様子を見ていました。

そのころは全く発根していなかったのですが、どうやら根が出てきた模様。

仕掛けたのはまだ寒い春先だったと思います。




水のかかりにくい場所だったのでミズゴケはほどんと乾燥してます。
大丈夫か…(;^_^A



とりあえずミズゴケを解かずにそのままスリット鉢へ投入。
そもそも、なんでこんな二又の部分を取り木したのでしょうか。
その理由さえ忘れています。

取り木を仕掛ける時は大いなる皮算用をして、そして数か月後の発根を夢見て実施するのですが、いざ切り離しのときになると、この二又の部分に仕掛けた理由など本人も覚えていません。



リスは冬に備えて木の実を集めます。多くの実を蓄えて自分だけの場所へ隠すそうです。しかし時間が経つと忘れてしまい、せっかく集めた実をどこへやったか忘れてしまうのだとか。リスも木の実を集めているときは大いなる皮算用をしているのでしょう。




取り木に成功したのは良いものの、これをどうやってどのような樹形にしていこうかとまた迷う日々が始まります。


楽しみを作っているはずなのに悩み事を増やしてしまうのは人間だけではないかと思います。






そしてもう一本。
これは悪くいないかも。This isn't as bad as the first one.


根の出ている方向が気になりますが、懸崖樹形としていけそうです。




そういえば二本とも針金結束法です。
最近は環状剝皮よりも針金結束の方を多用してます。


なんか簡単なので…。


太めのアルミ線を2~3巻きして端どうしをねじって結わえてきつく縛っておくだけ。あとはミズゴケを当てて終了。


環状剝皮と比べても結果は変わらないと思います。




お試しあれ^^








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では、また。(^^)/~~~




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2025年7月10日木曜日

清武町今泉神社へ

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。

いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 





暑い。

宮崎弁で温い(ぬくい、ぬき~)などと言います。

仕事場では空調服という最新のテクノロジーを駆使した作業着が渡されています。袖なしのジャケットの様なもので腰のあたりに2つのファンが付いている。バッテリーに繋がったファンが回り続けて外気を取り込み、ジャケット内に空気が入ってきて循環する仕組み。まさに空調服。


外の作業や気温の高い場所での作業ではよく用いられるみたいです。

「なんだ、そんなもん...」と思っていましたが、着用してみると悪くない。空気が入るのでジャケット全体が雪だるまのように膨らみますが、熱中症で倒れるよりはマシです。




安全第一。


働く人の健康と安全を考えて、優しさと使命感を持ったどなたかが作って下さったものです。この世の中は実に素晴らしいではないか。






そんな世の中というものを作りだした神様をご存じでしょうか?
(なんだこの話の流れは…笑)




そんな神様のいる神社へGo。

宮崎市清武町今泉にある今泉神社。


そんなに大きな神社ではありません。

駐車場は15~20台くらいでしょうか。



“創建はつまびらかではないが、口伝えによると、神代の昔、天御中主神が清武町円目岳に降臨したことにより当地に祀ったと伝える。後陽成天皇の慶長十一年(1606)十月七日、すなわち領主藤原朝臣祐慶(第二台飫肥藩主)の時に、大宮司川越源八郎は円目岳が険阻にして参拝に不便であったため、領主の命により現在地に移したという。”



なんと御祭神は天御中主神(アメノミナカヌシノカミ)。


ずいぶん前に一度来たことあったのですが、天地創造の神を祀っていることは知りませんでした。

ほかの神さまなどはよくありますが、アメノミナカヌシを祀るところは少ないと思います(天御中主尊、アメノミナカヌシノミコトとも呼ばれるそうです)。


なんといっても八百万の神々の頂点に位置する最高神であります。


古事記や日本書記では最初に現れる神様でありながら、その詳細はほとんど記載されていないようです。天地創造で世界を作った後は姿を消してそれ以降出てこないらしい。



「準備はしてやったから、あとはみんなに任せる」と言って消えたのでしょうか?笑



宮崎県神道青年会のページには、近くを流れる水無川の逸話も書いてあります。興味のある方は読んでみてね。




天地創造の話は世界中どこでもあるんでしょうね。


キリスト教会で歌われるゴスペルに「How great thou art」という曲があります。この曲の歌詞にも創造主の話が出てきます。キリストさんはあくまで神の使いですから、その上の方に全てを作り出した神様が存在しているということですね。




ちなみにHow great thou artはなぜ知っているかというと、エルヴィス・プレスリーが歌っているから。笑 彼が歌っていなかったら知らなかったでしょうね。エルヴィスはゴスペルのアルバムも出しているのでキリストさんと神様の歌を多く聞くことができますよ。






西洋人も東洋人も「何かが世界を作った」という考えは同じなのでしょう。

その「何か」は知りませぬが…。







中村天風が言うには、アメノミナカヌシも仏もアラーの神も全て同じ事だとのこと。

エネルギーそのものである!と。






たしかにそうかもしれませんなぁ。

















本殿向かって右側に大きな梅の木があります。
今度は梅の咲く時期に行ってみたいですね。






なにごとにおはしますかは 知らねども

かたじけなさに 涙こぼるる

ー西行法師








今日もお天道様に感謝です。 

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2025年7月6日日曜日

夏といえば黒松

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

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いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 





宮崎市では35℃を超える猛暑日となっております。


というより全国各地で猛暑日を記録してるようです。


水やりが大変だ...。


といっても、1日2回です。朝と夕方のみ。昼間はそのまま乾かしてます。

モミジなどの葉物は日照時間の短いところに置いてますのでなんとかなっている様子。去年は葉焼けしたりチリチリになったりと大変でしたが、今年は慣れてきたのか、まだ耐えてますよ。






さて、夏といえば黒松
来歴はあまり覚えてませんが、先日と同じザル出身の黒松だと思います。


幹を太らせることに断念して、そのあと強い曲を入れて駄温鉢に移したようです(記憶があまりない…笑)。
これも植えつけ角度によって作り方をどうしようかと悩む専用の素材ですね。



芽切りして細かい枝を出してもしょうがないので新梢を途中で切る中芽切りをしてます。

枝の長さを保ちつつ枝数も増やせるという方法です。ただ、今年吹いてくるかどうかは分かりません。樹勢が良ければ新梢の先端から芽が出てきますが、そうでなければ来年の春に複数の芽が出てくることになります。

どのみち数年はかかるという皮算用です。




こちらの樹はちゃんと芽切りしました。


バサッと。



ちょいと頭の部分を針金で修正。
芽切りの時は枝が見えやすくなるので、針金掛けがやり易くなります。
針金掛けはモサモサしているときよりも、芽切りの後や冬の古葉を取った後がチャンスです。スッキリとした姿の時にちゃんと枝決めするとシンプルになります。


盆栽というのは自然の表現です。

こんな樹形は自然界には存在しませんが、表現としては別に構わないのでは?と思います。自然を尊重するなら鉢に入れて放っておけば自然に成長しますが、それに手を加えるという矛盾を通してようやく表現が出てきます。
(本当にほったらかしにする自然盆栽というジャンルも存在するらしいですね)


手を加えない棒立ちの樹よりも、多少ウネウネしているほうが「それらしく」見えてしまうものです。



ウーム、

盆栽って不思議(* ̄▽ ̄)フフフッ♪


そしてオモシロい。




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2025年7月5日土曜日

これもたぶん実生8年生(くらい)の黒松くん

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。

いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 








幹の太い実生黒松を作るのは男の夢であり、ロマンでもあります。



盆栽雑誌や専門書にはザル培養なるものや多肥多水の培養方法などが幾度も記載されてきました。

実生して10年、20年でここまで出来るのだという夢の成功例がこれでもかと紹介され、我々の冒険心をくすぐるのであります。









そして私の実生8年の結果です。

ヒョロ松やんけ...(;^_^A

否、これでも最初の3年くらいはザルで培養していたものです。


途中でなにを思ったか、7号の駄温鉢に入れてそのまま数年が経ちました。


太幹の模様木など目指すべくもなく、このまま文人木になる予定であります。


こういうものは植えつけ角度で樹形の構想が変わってくるので、いろいろな視点で見てみると面白いですね。

まだ骨格を作る段階なので枝決めはしていません。


どこを正面にしようかと思案するための素材といってもいいくらいです(笑)。

新梢をすべて切り取る芽切りと違って、新梢の途中を切る中芽切りをしています。

長さを取りながら枝分かれを作りたい時に有効な方法だと思います。


切られた部分からも芽吹きますし、古葉の部分からも芽吹いてきます。役枝が決まっていないうちは候補の枝をたくさん出しておく方がよろしいかと。


この樹に関しては、この作業でおしまい。

あとは冬に古葉を取るくらいでしょうか。

今後の展開は、芽吹き具合と成長の度合いによるかと思います。こちらが頼んでも樹の成長が3倍速になるわけでもないので、ゆっくりと付き合っていきましょう。

(3倍速になってほしいけど…!(笑))




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2025年6月29日日曜日

実生黒松、8年生

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いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 





梅雨が明けたようです。

過去2番目に早い梅雨明けとのこと。

セミの鳴き声も大きくなり、日差しも強くなり、朝から熱気が漂う日々の始まりです。




先日、ある方とお話していると、「最近は夏が苦手になってきた」とおっしゃっておりました。好きな季節だけど、だんだんと体力が持たなくなってきたようです。

そうですか。

お互いに健康には気を付けましょう。


チェーンスモーカーの如く繰り返しタバコに火をつけ、すぐにビールの缶を開ける。色々とお話をしながらタバコをふかし、空き缶を積み上げていく。


先輩よ。

後輩の私が生意気なことを言うようですが、健康な身体あっての仕事ですぜ。


タバコはやめましょう(;^_^A

聞けば1箱500円とか600円とかいうではないか…。私も昔は吸っていましたから値段が高いのは知ってましたが、まさか600円とは。4年くらい前は400円くらいだったと思います。


酒も控えめにしておこうぜ、先輩よ。


少量ならまだしも、浴びるほど飲んで、わざわざ金使って寿命縮めるなんざ、やめときなよ。






と…、言っておきましたが…。


そんな私の小言が酔っ払いの耳に届くはずもなく(笑)、まあいいかと思った次第です^^









それはそれとして。



実生8年目の黒松。
2018年実生。

もう少し幹が太っていればと思う素材です。2年目以降にもっと太らせるべきでしたね。

今となってはなるようにしかならんようです。



バシバシと芽切りしておきました。
フトコロに出ていた弱い芽は切らずに残してあります。

右に出ている下枝をどうしようかと思います。細くて間延びしてバランスが悪そうに見えます。枝元に新たな芽が吹いてくればそれを使いたいですね(吹いてくれば...)。もしくは針金で枝を手繰るようにして距離を縮める方法もあるかと。


とりあえず今はこのままにしておきます。




下枝を抜いて上の芽を伸ばして右側へ枝を下す構想もあるのですが、まあこのままでいいか(;^ω^)

そうやって色々と考えるのも盆栽のたのしいところ。



旅の楽しさは、計画の段階が一番楽しく感じていると言います。旅の途中も、振り返って思い出す時も楽しいのだけど、計画している時に想像を膨らませるのも楽しいですよね。




盆栽も同じで、将来の姿を想像するのがワクワクする時間だったりするんです(* ̄▽ ̄)フフフッ♪







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2025年6月22日日曜日

黒松の芽切りが始まる

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梅雨の晴れ間が数日続いています。


さすがに30℃を超えると暑いですね。


今年もセミが鳴き始めましたよ。

宮崎市内では毎年6月20日ごろと相場が決まってます。中学生のころにセミの鳴き始めが6月20日だったとハッキリ覚えていて、それからずいぶん時間が経ちますが、いまでも決まってこの時期にセミの声が聞こえてきます。毎年同じ時間に同じことを繰り返すんですね。自然はよくできています。




そして盆栽人はこの時期になると黒松の芽切りなる作業を始めます。これも毎年同じ時期に発生する同じ作業です。




今年伸びた新梢を根元から切ります。
新芽の伸びが悪く、ハサミが入らない時は無理して切る必要はないと思います。とくに植え替えた年は成長が遅くなることがあるので、そういったときは芽切りを休む必要もあります。樹勢を見ながらやっていきましょう。





いったん芽切りしてしまうと貧弱でさみしくなりますね…(;^_^A

そこからさらに古葉を取るので、もっと軽くなります。

古葉を取ると葉の総量が大幅に減るので、黒松くんは驚いて「急いで芽を出さねば!」といって新芽をどんどん吹かせようとするのだとか。



樹木というのは生きていくうえで必要な量よりも多くの葉っぱを付けているそうです。強風で枝が折れたりすると生きていけなくなるので、そういった事態に備えて、普段から余分な量の葉を付けているとのこと。


不測の事態に備えるってのはよくできた仕組みです。

黒松くん、今が不測の事態だ。

芽を切られ、葉をむしられ、光合成によるエネルギーが減ってしまう中、ここからさらに新芽を吹かせなければならないのだ。


黒松くん、ガンバレ。

オレはちゃんと見守ってるぞ(見守る以外に手助けできないんだよな…)。





そう祈りつつ、新芽をパチパチと切る日々が始まります。



今日、西の彼方に見えた雲はキレイでしたよ。

モクモクとした大きな雲が見られる季節になってきましたね。




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