2025年4月6日日曜日

瑞祥らしき五葉松の取り木

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。

いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 






桜は満開、というよりそろそろ散ってます。

つい最近まで冷えるなぁと思っていたのですが、ポロポカ陽気の日が多くなりました。

日が暮れるのも遅くなり、盆栽が置いてある棚場も日照時間が長くなってます。



植物は毎年同じことを繰り返します。

決まった時間があるかのように春に新芽が動きます。

環境に合わせて進化したとはいえ、人間から見るとまるで機械のように計算して花を咲かせて葉を展葉させているようにも見えます。自然の営みはよくできますね。




そういえば、サピエンス全史という本に書いてありましたが、植物を相手にしてしまった「農耕革命」はとんでもない詐欺だと言ってました。

人間が植物を育て、まるで自然をコントロールしているかのように見えるが、実は逆ではないかと。この説は面白いですよ。


生物にとっての「成功」とはどれだけ繁殖したかによって決まる。それを考えると稲や小麦といった植物は人間のエサになるとによって世界中で大繁殖することに成功したという見方です。


そして人間はというと…。

いままで動物を狩って木の実を採取してのんびり生活していたのに、植物を相手にしてしまったために、畑を耕す作業や雑草取り、水汲み、収穫、脱穀、精製などなど今までになかった仕事に翻弄されるようになったと。

せっかく生活を安定させるために農耕を始めたのに、今度は休む暇がなくなった...(;^_^A

かたや稲や小麦はこれまでにないほど繁殖量を増やし、大成功を収めている、という解釈です。





なるほど、そういう見方があるんですね。





自分も植物を相手に生活しています。

盆栽を育てていますが、実は盆栽に翻弄させられているのかもしれませんね(笑)




こうやって取り木して繁殖して喜んでみるものの、実は植物の思うつぼだったりして…(;^ω^)
この子はたぶん瑞祥だったはずです。

2年前、黒松に天接ぎしたあとに接ぎ口から気根の様なものが見えたので取り木を仕掛けておきました。



すると、なんとしっかり発根。
台木からではなく、五葉松の穂木から出ているので瑞祥で間違いないと思います。(九重と瑞祥が分からなくなった...)



雑誌によると芽の出方で見分けがつくとか。

瑞祥は芽が割れないとのこと。




と言われても、分かんないよなぁ…。



こちらが九重です。
たしかに九重は芽数が多くて一か所からいくつものかたまりが一斉に出ている感じです。

瑞祥の方が芽数は少なく、一つずつの芽が縦に長い気がする。(あくまで気がする…)





とりあえず独立させて取り木繁殖ができました。
こうして人間は植物の繁栄に一役買っているのでしょう(笑)






考え方は如何様であれ…

楽しいんだからよしとしましょう^^






今日もお天道様に感謝です。 

では、また。(^^)/~~~




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2025年4月3日木曜日

今日の一冊:「幸せはあなたの心が決める」渡辺和子

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。

いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 







宮崎市平和台公園。
桜が満開。

咲くところより散るという部分に人生観を重ねるというのは日本人らしい考えだと思います。





そういえば先日「秒速5センチメートル」というアニメ映画を観ました。

2007年公開なので、今さら?という感じですが、初めて観ました。



公開した時は、物語が悲しすぎるという評判が多かったようですね。



でもね、主人公の遠野くんは色々と頑張りましたよ^^


踏切での最後の笑顔、そしてまた歩き出したところでのエンディング。

最後で遠野くんは、また前を向くことが出来たのであります。
(というのが私の解釈...!)



だからこの物語は悲しくはないと思います。


種子島から飛んで行った太陽系探査機も一役買ってますね。

人生も行ったきり後戻りできないんだよってことでしょう。




最後の章では、遠野くんは社会人になって猛烈に働いた。
(何に突き動かされているか分からないという表現をしています)

そして何かがプツンと切れて、仕事を辞めた。

アパートの部屋にビール缶が転がるような荒れた生活になった。

そして彼女とも破局...。


それでもあの踏切であの子(らしき人物)とすれ違ったあと、少し笑顔になってまた歩き出した。

遠野くん、過去を振り切る決断をしたあんたはエライ!



そして過去をちゃんと消化して別の人生を歩むあかりちゃん、
あんたもエライ!


種子島で一途に遠野くんを追いかけたかなえちゃん、
あんたもエライ!



このストーリーに出てくる人たち、みんなよく頑張ってます。エライ^^



40歳過ぎてはじめて観ましたが、いい物語でした。

どう考えても少年少女や若者向けの映画ではないような気もする…。

(というのが私の解釈...笑)








・・・

さて、
今日の一冊。


「幸せはあなたの心が決める」
渡辺和子 著
ノートルダム清心学園理事長
PHP研究所
2015年9月25日







”抱かれて ありとも知らず おろかにも
   われ反抗す 大いなるみ手に”

九条武子


ー不条理を受け入れる

”私たちの日々の営みというのは、この「大いなるみ手」への反抗の営みであることが多いものです。抱かれてあると知って、いっさい反抗しないことが神仏への信頼の表れかもしれませんが、抱かれてあると知りながら、時に謀反を起こすこと、抱かれていることを時折忘れて、あらがう人間であってもいい。ただ、反抗して栓もないと分かった時、無益の抵抗をやめて潔く「白旗」をかかげること、それが人間の「分際」をわきまえて生きるということではないでしょうか?”











そうですね…。ままならないですよね。


社会学者の加藤諦三さんも同じことを言います。

「まずは受け入れよ」と。







”かくて人生が思うままにならないということは、考えようによってはありがたいことなのです。一人の人間が個性的に生きる、その人らしく生きるということは、実はこのようなままならない人生を自分なりに受け止めることで可能になるのではないでしょうか。”








ままならない。


それを受け入れる。


だからこそ、一人の個性ある人間として生きていけるのだと。






ままなるってのは思い上がりでしょうかね…(;^_^A



そもそも、ままなる状態がどういう状態は分かりませんが…。





たしかに生まれも育ちも選べないわけで、「親ガチャ」なる言葉さえ出てきていますが、その選べないことを受け入れようぜってことでしょうか。





親ガチャってなんだか面白い言葉だと思います。
(誰が言いだしたのか…笑)


たしかに平等ではないでしょうね。

不公平だと感じることもあるでしょうね。




貧富の差もあり、国や地域差もあります。



でも、羨ましく思う「アイツ」と入れ替わっても、ホントにシアワセなんて来るもんですかね?


輝いている「あの子」と人生が入れ替わったとしても、ホントにシアワセかい?










そりゃあ、わかんないぜ、ダンナ。






山のあなた空遠く
「幸い」住むと人の言う…

(カール・ブッセ)










著者の渡辺和子さんはそのほかにも多くの書籍を出されています。

YOUTUBEにもお話の動画がアップされているので気になる方はご覧になってみて下さい。






今日もお天道様に感謝です。 


では、また。(^^)/~~~




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2025年3月29日土曜日

根上がり黒松を仕込む

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。

いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 




3月も終わり。

桜も咲く季節です。

桜は咲き始めたらすぐ満開になりますね。

出勤する時に桜並木があるのですが、ほんの数日のうちに満開になっていました。キレイなモノです。





さて、実生黒松の登場。
根上がり黒松の仕込みです。
2024年実生。ちょうど一年前に種を播いたものです。



プランターは播種して根っこはそのまま伸ばしています。

ちゃんとした根張りを作る時は軸切りという方法を用いた方が良いと思いますが、今回は根上がり仕立てにするのまっすぐに伸びた根をそのまま使います。



こんな感じです。
ビニル袋は文房具店にあるプラ製の透明袋です。

外で使っても意外と劣化せずに一年は持ってくれます。


ちなみに用土は黒く見えますが、野菜用の土を使ってます。(赤玉土がなくなったので…)


本当なら山砂を使うの方がいいと思います。根が走るのですぐに長く伸びてくれます。

野菜用の土はどうなるでしょうかね…? 未知のやり方です。





このあと、夏ごろまでこのまま様子見です。

8月ごろになれば袋の底の方に根っこが見えるようになるので、それを確認してから袋の上部を少しずつ切って根を露出させていきます。

夏に1/3くらい切って、秋から冬に同じくらい切って…。

来年の春には袋から出してポットに植え替えというスケジュールであります。


ほんのちょっとずつしか進まないんですけどね。


あぁ、楽しみ^^






コツコツやって、前に進みますよ~。





今日もお天道様に感謝です。 


では、また。(^^)/~~~


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2025年3月23日日曜日

3月の土佐水木さん

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

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いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 




最高気温20度超え。


暖かい一日です。


植替えしたものは土が新しいのですぐに乾きます。


水切れにはご注意あれ。






トサミズキさんが咲きましたよ。

鈴なりの花が咲くはずなんですが、チョロチョロっと咲く程度です。





葉が展葉しかけているのでこれ以上は咲かないでしょう。


ただ、2年ぶりくらいに花を見たので満足です。


今までは花芽があまり付きませんでした。

剪定の仕方、時期が悪かったんでしょうね。

夏ごろにむやみに剪定してしまうと花芽が付かず、葉芽になってしまうようです。花物はこの辺の塩梅が難しい…。

いろいろと実践して記録を作っておきましょう。







こちらはヒュウガミズキ
宮崎神宮の植木市で買ってきたモノ。

根を捌いて植替えたのでちょっと元気がなさそう。
こちらの方が花が小さいですね。

ヒュウガミズキの方がトサミズキよりも花や葉が小さいようです。




ちなみにトサミズキは、

”葉が円形から広卵形で厚く、左右が非対称になり、また若い枝や葉柄に毛があることからほかの種(ヒュウガミズキ、イヨミズキ)と区別できます”

とのこと。

(みんなの趣味の園芸、NHK出版より)



せっかく両方の種がありますから枝や葉柄をみて観察してみましょう。









花はひとりでに咲くもんだ。



私が咲かせたのではなく、トサミズキさんが咲いてくれたのだ。


ともあれ、咲いて良かった^^






今日もお天道様に感謝です。 


では、また。(^^)/~~~



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2025年3月20日木曜日

今日の一冊:「人生がときめく片付けの魔法」

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。

いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 







最後の冷え込みもそろそろ終わりでしょうか。



朝は寒いけど、昼間はポカポカ陽気。




樹々の新芽も出てきて少しずつ賑やかになっています。






・・・



では

今日の一冊。



「人生がときめく片付けの魔法」

近藤麻理恵 著
サンマーク出版
2011年1月15日




片付けコンサルタントとして世界的に有名な近藤麻理恵さん(こんまりさん)。



片付けコンサルタントなる肩書を有名にしたのはこの人かもしれませんね。




その教えを見てみましょう。




ー片付けをはじめたそのときから、人生のリセットを迫られる


”片付けして部屋がさっぱりきれいになると、自然と自分の気持ちや内面に向き合わざるをえなくなります。目をそらしていた問題に気づかされ、いやがおうでも解決せざるをえなくなる。片付けをはじめたそのときから、人生のリセットを迫られるのです。その結果、人生が大きく動きはじめていきます。”





うむ、すっきりしたい。




(今回は加江田渓谷の写真です)



”…そもそも部屋が自然に散らかることはありません。住んでいる自分が部屋を散らかしているのです。「部屋の乱れは心の乱れ」という言葉がありますが、散らかっている状態というのは物理的なこと以外に本当は問題があるのだけれど、目の前のごちゃごちゃ感でごまかされてしまっている状態だと考えられます。”




そうですよね…。

部屋って勝手に散らかるのですが、自分が散らかしているんですよね…。

結局散らかしているのは私です。m(__)m



学生時代に友達から言われたことがあります。

「部屋キレイにしろよ」って...。



その当時から(もっと前から)片付けが下手です…。



こんまりさん、片付け方法をご教授願います…m(__)m




ー片付けは祭りであって毎日するものではない

”もしあなたが、片付けは永遠に続く日常で、ほぼ毎日しなくてはならないもの、と思っていたら、それは大いなる誤解だと思ってください。”

”片付けは二種類あります。「日常の片付け」と「祭りの片付け」です。日常の片付けとは、単純に「モノを使ったら、元の場所に戻す」こと。…(中略)けれど、私がこの本を通してお伝えしたいのは「祭りの片付け」を一日でも早く終わられてほしいということです。”






「祭りの片付け」とは…

・一日で一気に終わらせる。その後、元通りに戻るのではと心配するが、実際は日常の片づけを苦労せずに実行できるようになる。

・完璧な状態を一度経験してしまうこと。自分でもできるという経験をすること。一度経験すれば元に戻れなくなる。


ということらしい。

少しずつやるというやり方を否定されています。やる時は一気にやるべしとのこと。



処分するものと残すものをハッキリと分けること。




さっそくやってみたいのだが、でもその前に考えることがあるようです。





ーモノを捨てる前に「理想の暮らし」を考える



”そもそもあなたが片付けをしようと思ったきっかけは何だったのでしょう? この本を手に取ったのも何か理由があるはずです。片付けをすることでいったい何を手に入れたいのだと思いますか?”


”結局、モノを捨てることも、モノを持つことも、「自分が幸せになるため」にすることなのです。とってもあたりまえのことのようですが、このことを今一度、自分で考えて納得して、腹にストンを落ちるようにすることが大切です。”



”なぜ片付けをするのか。片付けを始める前に自分の理想の生き方に向き合い、考えること
。それで出した答えをもとに、いよいよモノを見極めるステップに入っていきましょう。”






そうですねん。



思い描く暮らしをイメージできないと捨てるものと残すものを選べないですね。


私は全部取っておこうというよろしくない方向へ行ってしまいます…。


どういう姿が理想ですか?と問いましょう。








ー部屋を片付けると、なぜかやりたいことが見つかる


”「片付けをしたら、自分のやりたいことが見つかりました」 

実はこんな声が私のお客様からは絶えないのです。実際、レッスン卒業後は独立したり、転職したり、今までの仕事にもっと真剣に取り組むようになったり、何かしら仕事についての意識が変わったという方がほとんどです。”



”自分という人間を知るには、机に向かって自己分析したり、人に話を聞いたりするのももちろんよいけれど、片付けするのが一番の近道だと私は思います。持ちモノは自分の選択の歴史を正確に語ってくれるもの。片付けは本当に好きなモノを見つける自分の棚卸しでもあるのです。”






この本がとんでもなく売れた理由は、たぶんここの部分ですよね。


片付けするとあなたは変われるぜって言ってるんですね。


そりゃ、やりたくなりますよ^^



実際にスッキリすれば考えや行動は変わりそうです。


仕事場でもデスクを片づけるだけで気の持ちようは変わります。やるべきことが一つずつ見えてきますから仕事もサクサク進みます。






ただ、こんまりさんは乱暴に捨てればよいわけではないとも言ってます。

ちゃんと一つずつ歴史を振り返って、気持ちを味わってから捨てるか残すかを選びなさいとのこと。







著者の書籍は他にもいくつかあるようです。
(英語版も出ています)


YOUTUBEにも動画が出ているみたいなので興味のある方はご覧になってみてください。







・・・





昔、名古屋に居たころは小さなアパートに住んでました。

持ち物も少なくて今でいうミニマリストみたいな生活でした。

それはそれで楽しかったですね。モノが少ないとスッキリしますし、片づけなきゃという焦りもありません。そもそも片づけるほどのモノもなかったですから。



家の中全部とはいわずとも、一部分でもそういった空間を作るもの良いかもしれません。



一気に片づけるお祭りを体験してみてはいかがでしょう。









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2025年3月17日月曜日

3月の棚場、芽吹いてます

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さて、
3月に入って樹々たちは一気に動き始めました。





こちらがボーっとしている間に
いつの間にか花のツボミも出来てます。

この樹はマユミだったかコマユミだったか…。

いつも分からなくなる。笑





こちらは桂モミジ。

足元に出猩々の呼び接ぎをしているので
そのうち出猩々モミジとして生まれ変わる
ことになります。

(呼び接ぎが上手くいけば…!)







この樹はズミということだったのですが、
いまだに樹種が不明です。

花咲かず、実も成らず。


何の樹か分からない時は、
「花が咲けばわかるよ」と言われたことが
あります。


たしかにそうなんですよね。



さらにGoogle先生で写真撮って検索すれば
すぐに分かると思います。


便利な世の中になってしまいました。
(あれはスゴイ機能ですよね)


一度くらい花が見たいものです。



そもそも樹勢がイマイチなので今年は
元気を付けてあげようと思います。





ついでに「加江田渓谷」の様子を少々。


つい先日、
「加江田渓谷開き」なるものをやっていました。


山開きみたいなものでしょうか。


この時期なのに駐車場には
なかりの車が止まってましたよ。

遊歩道ではハイカーたちにもすれ違いました。




みなさんこの時期を待っていたのでしょうね。


モミジも芽吹き、
ヤマザクラも咲いてます。






ついでにツバキさんも。

やっぱりツバキは良いなぁ(#^.^#)



暖かくなったり、寒くなったり。

さらには花粉の飛散も多いようですね。




体調を崩さぬようご注意くださいませ。





今日もお天道様に感謝です。 

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2025年3月12日水曜日

今日の一冊:アドラー博士に学ぶ悩まないコツ

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。

いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 





柴犬。
「チコちゃん」と申します。

ボーっとしていると叱られます…。




というほどでもなく、本人が一番ボーっとして
過ごしているようにも見えます。




犬って仕事とかなくていいよなぁ。


ここ掘れワンワンの仕事で、いかに効率的に
穴掘りができるかなんてことを求められることも
ないでしょう(;^ω^)





ボーっとしたいですねぇ…(笑)






・・・


さて、今日の一冊。



アドラー博士に学ぶ悩まないコツ

植西聡 著
KKロングセラーズ
平成27年4月1日




(県立博物館と県立図書館あたり)

アドラーといえばアドラー心理学。


10年くらい前だと思いますが
「嫌われる勇気」という発行されました。


そこから数年かけて人気になりましたね。


このタイトルの本が売れたということは
みなさん何か思うところあったのでしょうかね…。


「嫌われる勇気」は私も読みました。


読んでいくうちに段々と
「これ仏教が言っていることと同じやん」
という感じになってきたのを覚えています。



そうなんですよ。



面白いことにアドラーさんの言いたいことを
要約していくと仏教的な考えと同じところに
行くみたいです。





ー自分の幸せよりも
人の幸せのために尽くしていく


”次のようなアドラーの話があります。


ある日、患者の一人が精神科医のアドラーの
もとに診察を受けにやってきました。



「心が苦しくて悲しくて、夜眠れません。
どうすれば、この苦しみから逃れられますか」
と問いかけました。




アドラーは
「人に貢献し、人を喜ばせることです。
人の幸せのために自分には何ができるかを考え、
それを実践していくことです。
そうすれば苦しみや悲しみから解放されます」
と答えた。




アドラー心理学の重要な考え方の一つに
「人の幸せに尽くすことで自分自身が幸せになれる」
という考えがあります。”




うーむ…。



他人の幸せに貢献するって、
簡単には出来ないと思うのですが…。
(いきなり変な言い方でスミマセン笑)



だって、心が不安に苛まれていますから。


それどころじゃないでしょ。




それに…


自分が幸せでもないのになんで他人の幸せのために
動かなきゃならねーんだよ(# ゚Д゚)

(ホントにスミマセン...)





でも、そこがポイントだったりします。


眠れないほど不安があるということは
心の中にそのことしかないということです。


周りの事を考えて自分のできることを
やっていこうとすると、心はそちらの方向を
向き始めます。


今まで不安のことしか考えていなかったのに
他人に何ができるかということを考える時間が
生じます。


不安以外のことを考える時間が増えるということです。


同時に不安を考える時間は減ります。


ここがポイントだと思います。


不安が占めていた時間を別の事にすり替える。


別のことをやり始めて、それに集中する時間を
少しずつ増やしていくということです。


わざわざ好き好んで不安だけを考える必要もありません。


それより別のことを考えて、別の何かに集中しよう。


不安を考える時間を少しでも減らしましょう
というやり方です。



ー「我執」を捨てて、日頃の生活の中で
「利他」を実践していく


”仏教ではこの「我執」が人間のすべての悩み、
苦しみ、悲しみの根本原因であると考えます。

そして「忘己利他」を説くのです。
この「忘己利他」は天台宗の開祖である
最澄(七六七~八二八)の言葉です。”


”…この仏教の「忘己利他」という考えは
アドラー心理学の

「人に喜びを与えることで、自分自身の苦しみや
悲しみから逃れられ、そして幸福感を得ることが
できる」

という考えとまったく同じといってもいいでしょう。”







はい。


アドラーさんと最澄さんの言っていることは
どうやら同じことらしいです。



アルフレッド・アドラーはオーストリアの人ですが、
考えてとしては東洋哲学に近いものがありそうです。



共同体感覚という概念を提唱し、最終的には
人や社会だけでなく、宇宙と一体になろうとまで
言い出した人です。


それを言い出したら周りのみんなが
一斉に離れていってしまったとか。



仲間のため、世間のための共同体感覚という
あたりまでは良かったらしいのですが…。




街の精神科医が
「宇宙とつながるべし」なんて言い始めたら
そりゃあ周りもビックリするでしょうに…。



「突然なにを言い始めたんだ」と言われるのも
無理もないと思います。




でも、この人は自分を曲げなかった。



周りの人が去って行っても、
めげずに言い続けたアンタはエライ。


(私はフニャフニャ曲がってばかりですが…!)




ー「みんなに嫌われている」の「みんな」とは
誰かを考えてみる。



”アドラー心理学に「誇張」という言葉があります。

一つのことを多くのこと、部分的なことを
すべてといった具合に人はとにかく物事を大げさに
考えてしまう傾向があります。”


”身近な人の顔を思い浮かべて「○○さんからは
嫌われているようだ。では△△さんはどうか?
□□さんはどうか?」と具体的に考えていきます。

そうすると自分を嫌っているのは○○さんだけで、
他の人からは嫌われていないことに気付きます。

「みんなから」というのは、自分が勝手に誇張して
考えていたということに気づき、自分の心が
救われるのです。”






これは認知の歪みということでしょうか。




認知行動療法のなかに、自分の考えを
逐一記録するという方法があります


思ったことを紙に書いていきます。


記録を書くことで何を見て何を思ったのかを
頭の外に出してみるという方法。



私にとってはこれが効果ありました。


自分の考えのクセというものがハッキリと
分かるようになります。
(記録は大事です!)



すぐに変な妄想をしてしまうことや、
勝手にストーリーを作り上げてしまうこと、
ネガティブにとらえてしまうことなど
様々なクセが記録として残ります。



たしかに人は誇張して考える傾向があると
思います。



そこに「気付く」ことが大切です。



「またいつものクセが始まったな」と
気付くことができれば、心が不安で
いっぱいになることも減ります。




自分の妄想に対して、「みんなは本当に
自分を嫌っているのか?」と問うてみて、
そこから具体的なことを書いてみます。








これまでの社会人生活の中で
「あいさつを返してもらえなかった」と
凹んだことが多くあります。


そしてアイツはオレのことが嫌いなんだと
変な妄想を抱いていたこともあります。




そこで大事なのはよく観察して気付くことです。



アイツはオレだけにあいさつをしないのか?


本当はどうなんだろうか…。




よく観察してみると、その人は周りに対しても
ほとんどあいさつをしていませんでした。




自分にだけそういう態度を取っていたのではなく、
他の人に対してもまったく同じ態度だったのです。



ということは…


自分が嫌われているのではなく、
「あの人はもともとそういう人だ」
というのが正しい解釈になります。



周りに対してもそいういう態度であれば
自分ひとりがそこまで考え込む必要もない
という結論です。




あいさつが返ってこなかっただけで、
「嫌われている」という考えは自分の
思い違いであり、先ほどでてきた
「誇張」ということになります。




観察したり、記録したりすることで
「何が事実なのか」をちゃんと把握しておきましょう。


そうすれば、勝手に妄想して
気を揉むことも少なくなります。







まったく…

一人で勝手に変な妄想して…

あー、疲れる…(;^_^A





アドラー関連の書籍はたくさん出ています。



有名になってきたのは最近のことらしいですね。


たぶん「嫌われる勇気」の影響が大きいのでしょう。


興味のある方は一読してみるといいかもしれません。








では、
わたしはチコちゃんとボーっとしてきます…(^▽^)/







今日もお天道様に感謝です。 

では、また。(^^)/~~~




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