2025年4月30日水曜日

今日の一冊「目標は小さければ小さいほどいい」児玉光雄著

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。

いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 





突然ですが、みなさん。


「目標」はありますか⁉




わたしは…、



わかんね(笑)



目標は大きく!といいますが、どのみち少しずつしか進みませんよね。

この歳になってようやくコツコツとした積み重ねの大切さがわかってきました(今ごろ...)。もっと早くに気付いていれば...!



たしか小さい頃に親からよく言われていましたね。

「毎日コツコツと勉強しなさい!」




言われるたびに、今からやろうと思ってたのに!とか、めんどくせー...と思ってました。


今考えると、あの面倒な一言は見事に真理を突く言葉だったのだと痛感するのであります。

(きっと親も親で、あの年齢になってなにか思うことろあったのでしょう…)






そんな、コツコツの大切さを説いているのがこの一冊。


「目標は小さければ小さいほどいい」
児玉光雄 著
河出書房新社
2018年4月5日



著者の児玉さんという方、スポーツ心理学の第一人者だそうです。25年以上にわたりプロスポーツ選手のメンタルカウンセラーを務めています。



ちなみに「ホンマでっかTV」に出演していた人ですよ。

明石家さんまに「大阪のネジ工場のおっちゃん」と呼ばれていました(笑)






ーお金を貯めたいなら…

“もしあなたが本気で貯金したいなら居間に貯金箱を置くよりも玄関の靴箱の上に置くべきです。(略)貯金を増やしたいという思いを具現化する一つの策として「いかにして貯金箱を自分の目が頻繁に向くところに置くことが出来るか」が決め手になります。”



“新しく始めたい習慣を持続させるには、その習慣をすぐに始められる工夫をしたり、否応なくやらなければならない環境づくりに精を出すことです。”





私は去年から朝ちょっとだけ早く起きて散歩するようになりました。最初にやったことは、歩くことではなく、目覚まし時計を買うことでした。

まずは環境を整える。これは大事です。


(たまに寝坊しますが…!)



あと、運動靴も買いましたし、ジャージも買いました。

金をかけたからにはやらねば、そして継続せねばという思いが生じるのは事実です(;^ω^)





ー反復練習

“赤ちゃんには邪心もなければ、効率化とかズルさもありません。ただ機械的に同じ行動を繰り返すことによって、つまりすべての赤ちゃんは「反復練習」という小さな習慣の積み重ねにより、自分の力で歩けるようになるのです。”



“たった5分間の小さな習慣も、それを1日も欠かさずに積み重ねると、1年間で30時間、10年で300時間になるのです。たとえ小さな習慣でもいいから、同じ作業を同じ時間に同じ場所で行なう。これこそ、安定的に私たちに新しいスキルを与えてくれる最強の方策なのです。”




同じことを続けるって大切ですよね。

そして同時に大変ですよね…。


飽きるし。




こうしたことを聞いて思い出すのが野球選手たちの言葉です。


王貞治さん曰く、上手くなるには反復練習をするしかないとのこと。
「結果が出ていないなら、努力したとは言えない」
(耳が痛い…)




落合博満さん曰く、「練習場で出来ないことが本番で出来るわけねぇ」とのこと。





野球選手だけでなくても、スポーツ界で実績を残した選手たちはみなさん同じようなことをおっしゃいますね。





環境を整えて、小さくてもいいから同じ作業を繰り返そう、ということです。


コツコツと積み重ねて安定した実績を積み上げていく。

是、王道なり。



勉強もコツコツと。


貯金もコツコツと。



目標は小さく小さく。


一歩ずつ、一歩ずつ。


著者の児玉光雄さんはこのほか多くの著書を出版されています。

気になる方は検索してみてくださいませ。







あー、


宝くじ当たんねーかなー...(笑)








今日もお天道様に感謝です。 

では、また。(^^)/~~~




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2025年4月26日土曜日

ツツジの剪定と樹形予想

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。

いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 




GW休暇目前。

早い人はすでに連休でしょうか?



今の勤め先は年間休日が100日くらいです。

以前、名古屋にいたころは完全週休二日制で、年間休日は120日以上あったと思います。今考えれば当時の職場は優良企業でしたね…(笑)




現在は土曜日も仕事があります。

しかし、それに慣れてくると今度は週休二日の休みが長く感じる。毎週土日が休みだったころは一体何をして過ごしていたんでしょうね?(覚えてない…)

土曜日も仕事をするようになると、GW休暇の様な長期連休は一体何をしようかと悩む…。








さて、それは置いておいて。

ツツジの剪定です。

ちなみにサツキも同じような作業になります。




花を楽しんだ後は、花ガラを取って剪定作業です。
小さくまとめたい時は数本伸びている新梢を根元から切ります。

大きさはそのままで、ボリュームを落としたい時は伸びている枝だけを落として、全体を少し軽くしてあげます。


今回は新梢をそのまま残しますが、伸びている枝を切って軽くしていこうかと思います。
枝分かれが数本あるところは、幹に近い部分まで戻って切ります。枝の先端の葉や芽を剪定して、なるべく幹に近い方の芽を残していきます。


幹から遠い方の芽だけを残してしまうと間延びした枝しか残らないので、剪定はできるだけ内側に向けておこなっていきましょう。

そういえば、携帯で写真を編集してみたら、「消しゴム機能」なるもので、いろいろと消すことができることを発見した次第(今さら...)。



SNSで背景の「邪魔なモノ」を消すあの機能ですね。(そんなに消す必要ありますかね?)





途中の枝を消してみたり、別の枝を消してみたり。
こういう機能があるとお絵描き機能で消す必要もなくなりますね。


なんだかあらゆるモノがバーチャルで処理できるので、何がホントか分からなくなりそうですね…(;^ω^)
画像の中だけで枝を消したり、幹を大きくしたり、曲げたりといったことができてしまうと、貧弱な盆栽でも天下の銘木となり得るのであります。


これは果たして便利というべきか、それとも感性というものを養う機会を失っているのか。


う~ん…。


便利といえば便利ですね。


あらかじめ完成予想図が描けるわけですから。


ただ、感性とか美意識という点から見ると、失敗することがなくなるのでセンスを鍛えられるかどうかはわかりません。


頭でイメージして、自分で決めて一発で枝を落とすというプロセスが無くなるような気がします。


先に正解を求めてしまうと、そこに至るまでの思考や作業工程などを自分で考えることをしなくなると思うのですが、どうなんでしょうね。
(この考え自体が時代遅れか?笑)




しかし...。




しかし...、
人間って便利なモノには勝てないんですよね…(;^_^A








今日もお天道様に感謝です。 

では、また。(^^)/~~~


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2025年4月18日金曜日

新梢伸びる4月の棚場

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。

いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 







4月も半分過ぎました。
ツツジさんが咲いております。




盆栽置き場は賑やかですよ。
出猩々モミジ

芽出しの赤が独特な品種です。

挿し穂を取るために今年は剪定せずに枝を伸ばす予定。挿し木の確率が悪いんですよね…。一時期は50%以上だったのに年によっては全滅した時もあったりして、チャレンジ精神を掻き立ててくれるモミジです。







こちらは鹿児島紅梅
植替えの時にほとんどの枝を落としたもの。
残した2本の枝から芽吹いてますが、別の部分からも胴吹きがいくつも出てきました。これで一安心。梅はこのように胴吹きしてくれたらいいのですが、品種によっては芽吹きの良くないものがあるみたいです。やはり樹勢健強なものが作りやすいですね。

梅品種図鑑なんかをみると健強な品種やそうでないものが載っていますので参考にしてみるとよろしいかと。ただ、品種は多すぎるので好きなモノだけしか覚えられません(笑)。たしか鹿児島紅は「樹勢健強」だったと思います。ちなみに盆栽界で重宝される緋梅は「樹勢やや弱い」となっていました。





モミジはいつの間にかモサモサ。
これは普通のヤマモミジ。実生か挿し木か忘れました。たぶん5年から6年くらいだと思います。





こちらは取り木の舞姫モミジ
葉が小さいタイプで小品盆栽に向いている品種です。
同じ系統の品種で織姫モミジというのもありますね。
(我が家にはありません…)



雑木類は気が緩むとあっという間に生い茂ってワサワサ状態になります(;^ω^)
元気よく育ってくれるのはありがたい。

ですが、葉が邪魔をして水やりの時にはじかれて水が届いていないことがありますのでご注意くださいませ。

(こんなに密集させると余計にそうなります…)






こちら九州南部では25℃超える日が出てきました。
夕方に帰ってくると葉がしおれかかっているものがあったりします。いわゆる水切れ前の状態ですね。その時はさらっと水やりをしておきます。とくに植え替えたものは土が新しいので乾きやすくなっているので表面はカラカラになっていますね。

特に乾きやすい鉢などはミズゴケを敷くなどして対策をすると良いですよ。







はやり春のこの時期は楽しいものですね^^







今日もお天道様に感謝です。 

では、また。(^^)/~~~





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2025年4月16日水曜日

今日の一冊 「やりがいのある仕事」という幻想

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。

いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 





体調を崩してダウンしております…。

喉が変だなぁ、黄砂のせいかな、なんて思ってたら38度まで発熱してしまいました…。

近くのクリニックで検査してもらって、コロナとインフルは陰性。ただの風邪です。




覚えている限りでは、去年の今頃からずっと休みなくここまで来れたのですが、急に体調を崩してしまいました。季節の変わり目、気のゆるみでしょうかね(;^_^A






・・・


さて、今日の一冊。


「やりがいのある仕事」という幻想
森博嗣 著
朝日新聞社
2013年5月30日



やりがいを求める方には身も蓋もないタイトルです…。ただ、内容は面白かったですよ。

本自体は随筆のような感じなのですが、後半にQ&Aが載っていましたので、その部分を少しご紹介しましょう。

Q(質問)の部分は一般の方からの質問で、A(答え)が作者の回答という様式になっています。




Q. 仕事に希望がありません
”「一言で言えば、仕事に対して希望が持てないということです。何をしてもうまくいきません。初めの頃は、自分なりにチャレンジしたつもりなのですが、すっかり疲れてしまいました。続けていく勇気も消えました…。」”


A.
”これは相談でもなく質問でもなく、自分の現状を抽象的に分析しているものだ。その分析はたぶん正しい。問題がどこにあるのかは明らかで、最初に抱いた夢や希望が非現実的だったということ。希望を持って仕事に取り組むという幻想を持っていた。そんな希望や夢が誰にも必ずある、と思い込んでいたのだ。誰かが騙したというよりも自分で自分を騙していたと言える。...(中略)人生の生き甲斐を仕事の中に見つける必要はどこにもない。もちろん仕事に見つけることもできるかもしれない。それと同じように仕事以外にも見つけられる。好きなことをどこかで見つければよい。どうして仕事の中にそれを探そうとするのか自問してみよう。”





Q. 人に頭を下げるのに疲れた
”「仕事では、とにかく頭を下げてばかりで、本当に嫌になります。社内でも社外でもぺこぺこすることに疲れました。もっと堂々と胸を張って強く生きていくにはどうしたら良いでしょうか?」”

A.
”胸を張って強く生きるというのは、あなたが今していることだ、と僕は思う。”






これは実に素晴らしい回答です。




Q. 職場が殺伐としています
”「職場が息苦しいです。...職場を朗らかで楽しい場にするにはどうしたら良いでしょうか?」”

A.
”仕事というのは成果を問うものだ。これが殺伐としていると感じるのも素直な感覚で、そのとおり仕事というのは殺伐としている。”

”同じことを大学受験で血眼になっている予備校生たちに言ってみると良い。「成果主義で、みんな自分のことでいっぱいいっぱいに見えるが、もっと朗らかで楽しい予備校にするにはどうすれば良いですか?」と尋ねてみよう。たぶん「煩い(うるさい)から帰ってくれ」と全員から言われるだろう。”





この予備校生の話はちょっと笑ってしまった。その通りです。



たしかに和気あいあいとした職場って理想ですよね。





私自身の話をすると、私は何回も転職しています。最初の仕事はアメリカ国内の日系企業での通訳の仕事。技術派遣という形だったので一か所で数か月働いて、さらに別の場所に移動してまた数か月働くという転々とした生活でした。日本に帰ってからも1年とか2年くらいで会社を変わって、うろうろしました。


今考えてみれば、和気あいあいとした職場は一つもなかったように思います(笑)

ホントです。


製造業での経験が多いので、その業種の職場しか知らないのですが、納期管理や品質管理などやることたくさんあって、みんなで楽しくなんて言っている暇ないです。品質ばかり見ていると納期に間に合わないし、納期ばかり気にしていると製造工程がおろそかになって品質が落ちるし。そんなことの繰り返しで、上司にいろいろ言われて、他部署に頭下げて、お客に頭下げて…そんなことばかりですよ。



たまに仕事が終わってから居酒屋に集まることはありましたが、職場でそんな雰囲気になることはなかったように思います。もっとも、飲み会の席のノリで仕事してたら怒られるでしょうね(;^ω^)




まあ、とりあえず目の前の仕事を一つずつ片づけていきましょう💪








著者の森博嗣さんという方、もともとは理系の工学博士です。

1996年に「すべてがFになる」という小説で作家デビューされたそうです。

その後、現在までに小説や随筆をかなり多く発表しています。



興味ある方はチェックしてみて下さいね。










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2025年4月13日日曜日

そういえばヒメシャラの種はどうなった?

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。

いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 





以前、ヒメシャラの種を播いたという記事を書きました。



日付は2024年11月3日なので、かれこれ6ヶ月ほど前になります。



そして、そして...
なんと出てきた!


結構な数量を巻いたはずなんですが、とりあえず今は一つだけ出てきました。


成熟しているかどうかも分からない小ぶりな種でしたので、結果が芳しくないのは仕方がないでしょう…。

(一本でも出てくれば嬉しいものです)




本来なら一晩水に浸けて、沈んだものだけを播けば確率がいいと思います。水に浸けておくと中身の入っているものとそうでないものが選別できます。中身の入っていない種は「シイナ(不稔種子)」と呼ぶそうです。(中身が入ってなければ何も出てこないよな…)






発芽した新人君の大きさはこれくらいです。

このヒメシャラという者、自然界では15m~20mに達するみたいです。

この小さな芽から20m伸びると考えると植物は実に不思議。

ホンマかいな?と思いますが、ヒメシャラはたしかに成長が早い樹種です。

盆栽の世界でも中品から大品の作品が多いように思います。




以下、 「樹木図鑑植木ペディア」より引用。

・箱根以西の本州(中国地方を除く)、四国及び九州の山地に分布するツバキ科の落葉高木。樹皮や初夏に咲く控えめな花の雰囲気が好まれ、古くから庭木として寺院や茶庭に使われる。新緑や紅葉も美しく、全般に明るい雰囲気を持つことからシンボルツリーとして一般家庭の玄関付近に植栽される例も多い。”




高山植物の印象が強いので北日本にも生息しているかと思いきや、箱根が北限だそうです。寒いところが好きな高山植物というよりは、肥沃な山地を好むらしく生息地域が限られています。





栄養のある山地が良くて、暑さに弱くて、寒すぎてもダメ…。




贅沢だな、君は(;^_^A






そんなヒメシャラくんも、この通り我が家で生き残ってます。
たしか2022年実生です。


夏に葉が焼けたり、水切れで瀕死の状態になったり、去年は散々な目にあいましたね…。
少しずつヒメシャラらしい幹肌になってきました。

これからどんどん枝が伸びるので、定期的な剪定をしていきます。




去年の種も発芽したので、また楽しみが増えました。








実生した苗は盆栽に仕立てずとも、鉢植えとして育てても楽しいものですよ。

小さな鉢ではなく大きめの鉢植えであれば成長も早く、必要な管理といえばこまめに剪定するくらいです。針金で曲げるといった人為的な部分がなくても、伸びたり切ったりを繰り返していると段々と風情が出てくると思います。


小さな苗でも水切れが心配という方は、大きめの鉢に入れて余裕をもって育てることをオススメします。




盆栽というと形を作るというイメージがありますが、良い形だけにこだわらず、「長く育てる」ことを目標にしてみましょう。





発芽したヒメシャラの新人君も大きくなったらまた登場すると思います^^











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2025年4月6日日曜日

瑞祥らしき五葉松の取り木

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。

いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 






桜は満開、というよりそろそろ散ってます。

つい最近まで冷えるなぁと思っていたのですが、ポロポカ陽気の日が多くなりました。

日が暮れるのも遅くなり、盆栽が置いてある棚場も日照時間が長くなってます。



植物は毎年同じことを繰り返します。

決まった時間があるかのように春に新芽が動きます。

環境に合わせて進化したとはいえ、人間から見るとまるで機械のように計算して花を咲かせて葉を展葉させているようにも見えます。自然の営みはよくできますね。




そういえば、サピエンス全史という本に書いてありましたが、植物を相手にしてしまった「農耕革命」はとんでもない詐欺だと言ってました。

人間が植物を育て、まるで自然をコントロールしているかのように見えるが、実は逆ではないかと。この説は面白いですよ。


生物にとっての「成功」とはどれだけ繁殖したかによって決まる。それを考えると稲や小麦といった植物は人間のエサになるとによって世界中で大繁殖することに成功したという見方です。


そして人間はというと…。

いままで動物を狩って木の実を採取してのんびり生活していたのに、植物を相手にしてしまったために、畑を耕す作業や雑草取り、水汲み、収穫、脱穀、精製などなど今までになかった仕事に翻弄されるようになったと。

せっかく生活を安定させるために農耕を始めたのに、今度は休む暇がなくなった...(;^_^A

かたや稲や小麦はこれまでにないほど繁殖量を増やし、大成功を収めている、という解釈です。





なるほど、そういう見方があるんですね。





自分も植物を相手に生活しています。

盆栽を育てていますが、実は盆栽に翻弄させられているのかもしれませんね(笑)




こうやって取り木して繁殖して喜んでみるものの、実は植物の思うつぼだったりして…(;^ω^)
この子はたぶん瑞祥だったはずです。

2年前、黒松に天接ぎしたあとに接ぎ口から気根の様なものが見えたので取り木を仕掛けておきました。



すると、なんとしっかり発根。
台木からではなく、五葉松の穂木から出ているので瑞祥で間違いないと思います。(九重と瑞祥が分からなくなった...)



雑誌によると芽の出方で見分けがつくとか。

瑞祥は芽が割れないとのこと。




と言われても、分かんないよなぁ…。



こちらが九重です。
たしかに九重は芽数が多くて一か所からいくつものかたまりが一斉に出ている感じです。

瑞祥の方が芽数は少なく、一つずつの芽が縦に長い気がする。(あくまで気がする…)





とりあえず独立させて取り木繁殖ができました。
こうして人間は植物の繁栄に一役買っているのでしょう(笑)






考え方は如何様であれ…

楽しいんだからよしとしましょう^^






今日もお天道様に感謝です。 

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2025年4月3日木曜日

今日の一冊:「幸せはあなたの心が決める」渡辺和子

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。

いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 







宮崎市平和台公園。
桜が満開。

咲くところより散るという部分に人生観を重ねるというのは日本人らしい考えだと思います。





そういえば先日「秒速5センチメートル」というアニメ映画を観ました。

2007年公開なので、今さら?という感じですが、初めて観ました。



公開した時は、物語が悲しすぎるという評判が多かったようですね。



でもね、主人公の遠野くんは色々と頑張りましたよ^^


踏切での最後の笑顔、そしてまた歩き出したところでのエンディング。

最後で遠野くんは、また前を向くことが出来たのであります。
(というのが私の解釈...!)



だからこの物語は悲しくはないと思います。


種子島から飛んで行った太陽系探査機も一役買ってますね。

人生も行ったきり後戻りできないんだよってことでしょう。




最後の章では、遠野くんは社会人になって猛烈に働いた。
(何に突き動かされているか分からないという表現をしています)

そして何かがプツンと切れて、仕事を辞めた。

アパートの部屋にビール缶が転がるような荒れた生活になった。

そして彼女とも破局...。


それでもあの踏切であの子(らしき人物)とすれ違ったあと、少し笑顔になってまた歩き出した。

遠野くん、過去を振り切る決断をしたあんたはエライ!



そして過去をちゃんと消化して別の人生を歩むあかりちゃん、
あんたもエライ!


種子島で一途に遠野くんを追いかけたかなえちゃん、
あんたもエライ!



このストーリーに出てくる人たち、みんなよく頑張ってます。エライ^^



40歳過ぎてはじめて観ましたが、いい物語でした。

どう考えても少年少女や若者向けの映画ではないような気もする…。

(というのが私の解釈...笑)








・・・

さて、
今日の一冊。


「幸せはあなたの心が決める」
渡辺和子 著
ノートルダム清心学園理事長
PHP研究所
2015年9月25日







”抱かれて ありとも知らず おろかにも
   われ反抗す 大いなるみ手に”

九条武子


ー不条理を受け入れる

”私たちの日々の営みというのは、この「大いなるみ手」への反抗の営みであることが多いものです。抱かれてあると知って、いっさい反抗しないことが神仏への信頼の表れかもしれませんが、抱かれてあると知りながら、時に謀反を起こすこと、抱かれていることを時折忘れて、あらがう人間であってもいい。ただ、反抗して栓もないと分かった時、無益の抵抗をやめて潔く「白旗」をかかげること、それが人間の「分際」をわきまえて生きるということではないでしょうか?”











そうですね…。ままならないですよね。


社会学者の加藤諦三さんも同じことを言います。

「まずは受け入れよ」と。







”かくて人生が思うままにならないということは、考えようによってはありがたいことなのです。一人の人間が個性的に生きる、その人らしく生きるということは、実はこのようなままならない人生を自分なりに受け止めることで可能になるのではないでしょうか。”








ままならない。


それを受け入れる。


だからこそ、一人の個性ある人間として生きていけるのだと。






ままなるってのは思い上がりでしょうかね…(;^_^A



そもそも、ままなる状態がどういう状態は分かりませんが…。





たしかに生まれも育ちも選べないわけで、「親ガチャ」なる言葉さえ出てきていますが、その選べないことを受け入れようぜってことでしょうか。





親ガチャってなんだか面白い言葉だと思います。
(誰が言いだしたのか…笑)


たしかに平等ではないでしょうね。

不公平だと感じることもあるでしょうね。




貧富の差もあり、国や地域差もあります。



でも、羨ましく思う「アイツ」と入れ替わっても、ホントにシアワセなんて来るもんですかね?


輝いている「あの子」と人生が入れ替わったとしても、ホントにシアワセかい?










そりゃあ、わかんないぜ、ダンナ。






山のあなた空遠く
「幸い」住むと人の言う…

(カール・ブッセ)










著者の渡辺和子さんはそのほかにも多くの書籍を出されています。

YOUTUBEにもお話の動画がアップされているので気になる方はご覧になってみて下さい。






今日もお天道様に感謝です。 


では、また。(^^)/~~~




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