2025年4月13日日曜日

そういえばヒメシャラの種はどうなった?

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。

いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 





以前、ヒメシャラの種を播いたという記事を書きました。



日付は2024年11月3日なので、かれこれ6ヶ月ほど前になります。



そして、そして...
なんと出てきた!


結構な数量を巻いたはずなんですが、とりあえず今は一つだけ出てきました。


成熟しているかどうかも分からない小ぶりな種でしたので、結果が芳しくないのは仕方がないでしょう…。

(一本でも出てくれば嬉しいものです)




本来なら一晩水に浸けて、沈んだものだけを播けば確率がいいと思います。水に浸けておくと中身の入っているものとそうでないものが選別できます。中身の入っていない種は「シイナ(不稔種子)」と呼ぶそうです。(中身が入ってなければ何も出てこないよな…)






発芽した新人君の大きさはこれくらいです。

このヒメシャラという者、自然界では15m~20mに達するみたいです。

この小さな芽から20m伸びると考えると植物は実に不思議。

ホンマかいな?と思いますが、ヒメシャラはたしかに成長が早い樹種です。

盆栽の世界でも中品から大品の作品が多いように思います。




以下、 「樹木図鑑植木ペディア」より引用。

・箱根以西の本州(中国地方を除く)、四国及び九州の山地に分布するツバキ科の落葉高木。樹皮や初夏に咲く控えめな花の雰囲気が好まれ、古くから庭木として寺院や茶庭に使われる。新緑や紅葉も美しく、全般に明るい雰囲気を持つことからシンボルツリーとして一般家庭の玄関付近に植栽される例も多い。”




高山植物の印象が強いので北日本にも生息しているかと思いきや、箱根が北限だそうです。寒いところが好きな高山植物というよりは、肥沃な山地を好むらしく生息地域が限られています。





栄養のある山地が良くて、暑さに弱くて、寒すぎてもダメ…。




贅沢だな、君は(;^_^A






そんなヒメシャラくんも、この通り我が家で生き残ってます。
たしか2022年実生です。


夏に葉が焼けたり、水切れで瀕死の状態になったり、去年は散々な目にあいましたね…。
少しずつヒメシャラらしい幹肌になってきました。

これからどんどん枝が伸びるので、定期的な剪定をしていきます。




去年の種も発芽したので、また楽しみが増えました。








実生した苗は盆栽に仕立てずとも、鉢植えとして育てても楽しいものですよ。

小さな鉢ではなく大きめの鉢植えであれば成長も早く、必要な管理といえばこまめに剪定するくらいです。針金で曲げるといった人為的な部分がなくても、伸びたり切ったりを繰り返していると段々と風情が出てくると思います。


小さな苗でも水切れが心配という方は、大きめの鉢に入れて余裕をもって育てることをオススメします。




盆栽というと形を作るというイメージがありますが、良い形だけにこだわらず、「長く育てる」ことを目標にしてみましょう。





発芽したヒメシャラの新人君も大きくなったらまた登場すると思います^^











今日もお天道様に感謝です。 

では、また。(^^)/~~~



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