2025年3月29日土曜日

根上がり黒松を仕込む

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。

いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 




3月も終わり。

桜も咲く季節です。

桜は咲き始めたらすぐ満開になりますね。

出勤する時に桜並木があるのですが、ほんの数日のうちに満開になっていました。キレイなモノです。





さて、実生黒松の登場。
根上がり黒松の仕込みです。
2024年実生。ちょうど一年前に種を播いたものです。



プランターは播種して根っこはそのまま伸ばしています。

ちゃんとした根張りを作る時は軸切りという方法を用いた方が良いと思いますが、今回は根上がり仕立てにするのまっすぐに伸びた根をそのまま使います。



こんな感じです。
ビニル袋は文房具店にあるプラ製の透明袋です。

外で使っても意外と劣化せずに一年は持ってくれます。


ちなみに用土は黒く見えますが、野菜用の土を使ってます。(赤玉土がなくなったので…)


本当なら山砂を使うの方がいいと思います。根が走るのですぐに長く伸びてくれます。

野菜用の土はどうなるでしょうかね…? 未知のやり方です。





このあと、夏ごろまでこのまま様子見です。

8月ごろになれば袋の底の方に根っこが見えるようになるので、それを確認してから袋の上部を少しずつ切って根を露出させていきます。

夏に1/3くらい切って、秋から冬に同じくらい切って…。

来年の春には袋から出してポットに植え替えというスケジュールであります。


ほんのちょっとずつしか進まないんですけどね。


あぁ、楽しみ^^






コツコツやって、前に進みますよ~。





今日もお天道様に感謝です。 


では、また。(^^)/~~~


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2025年3月23日日曜日

3月の土佐水木さん

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。

いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 




最高気温20度超え。


暖かい一日です。


植替えしたものは土が新しいのですぐに乾きます。


水切れにはご注意あれ。






トサミズキさんが咲きましたよ。

鈴なりの花が咲くはずなんですが、チョロチョロっと咲く程度です。





葉が展葉しかけているのでこれ以上は咲かないでしょう。


ただ、2年ぶりくらいに花を見たので満足です。


今までは花芽があまり付きませんでした。

剪定の仕方、時期が悪かったんでしょうね。

夏ごろにむやみに剪定してしまうと花芽が付かず、葉芽になってしまうようです。花物はこの辺の塩梅が難しい…。

いろいろと実践して記録を作っておきましょう。







こちらはヒュウガミズキ
宮崎神宮の植木市で買ってきたモノ。

根を捌いて植替えたのでちょっと元気がなさそう。
こちらの方が花が小さいですね。

ヒュウガミズキの方がトサミズキよりも花や葉が小さいようです。




ちなみにトサミズキは、

”葉が円形から広卵形で厚く、左右が非対称になり、また若い枝や葉柄に毛があることからほかの種(ヒュウガミズキ、イヨミズキ)と区別できます”

とのこと。

(みんなの趣味の園芸、NHK出版より)



せっかく両方の種がありますから枝や葉柄をみて観察してみましょう。









花はひとりでに咲くもんだ。



私が咲かせたのではなく、トサミズキさんが咲いてくれたのだ。


ともあれ、咲いて良かった^^






今日もお天道様に感謝です。 


では、また。(^^)/~~~



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2025年3月20日木曜日

今日の一冊:「人生がときめく片付けの魔法」

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。

いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 







最後の冷え込みもそろそろ終わりでしょうか。



朝は寒いけど、昼間はポカポカ陽気。




樹々の新芽も出てきて少しずつ賑やかになっています。






・・・



では

今日の一冊。



「人生がときめく片付けの魔法」

近藤麻理恵 著
サンマーク出版
2011年1月15日




片付けコンサルタントとして世界的に有名な近藤麻理恵さん(こんまりさん)。



片付けコンサルタントなる肩書を有名にしたのはこの人かもしれませんね。




その教えを見てみましょう。




ー片付けをはじめたそのときから、人生のリセットを迫られる


”片付けして部屋がさっぱりきれいになると、自然と自分の気持ちや内面に向き合わざるをえなくなります。目をそらしていた問題に気づかされ、いやがおうでも解決せざるをえなくなる。片付けをはじめたそのときから、人生のリセットを迫られるのです。その結果、人生が大きく動きはじめていきます。”





うむ、すっきりしたい。




(今回は加江田渓谷の写真です)



”…そもそも部屋が自然に散らかることはありません。住んでいる自分が部屋を散らかしているのです。「部屋の乱れは心の乱れ」という言葉がありますが、散らかっている状態というのは物理的なこと以外に本当は問題があるのだけれど、目の前のごちゃごちゃ感でごまかされてしまっている状態だと考えられます。”




そうですよね…。

部屋って勝手に散らかるのですが、自分が散らかしているんですよね…。

結局散らかしているのは私です。m(__)m



学生時代に友達から言われたことがあります。

「部屋キレイにしろよ」って...。



その当時から(もっと前から)片付けが下手です…。



こんまりさん、片付け方法をご教授願います…m(__)m




ー片付けは祭りであって毎日するものではない

”もしあなたが、片付けは永遠に続く日常で、ほぼ毎日しなくてはならないもの、と思っていたら、それは大いなる誤解だと思ってください。”

”片付けは二種類あります。「日常の片付け」と「祭りの片付け」です。日常の片付けとは、単純に「モノを使ったら、元の場所に戻す」こと。…(中略)けれど、私がこの本を通してお伝えしたいのは「祭りの片付け」を一日でも早く終わられてほしいということです。”






「祭りの片付け」とは…

・一日で一気に終わらせる。その後、元通りに戻るのではと心配するが、実際は日常の片づけを苦労せずに実行できるようになる。

・完璧な状態を一度経験してしまうこと。自分でもできるという経験をすること。一度経験すれば元に戻れなくなる。


ということらしい。

少しずつやるというやり方を否定されています。やる時は一気にやるべしとのこと。



処分するものと残すものをハッキリと分けること。




さっそくやってみたいのだが、でもその前に考えることがあるようです。





ーモノを捨てる前に「理想の暮らし」を考える



”そもそもあなたが片付けをしようと思ったきっかけは何だったのでしょう? この本を手に取ったのも何か理由があるはずです。片付けをすることでいったい何を手に入れたいのだと思いますか?”


”結局、モノを捨てることも、モノを持つことも、「自分が幸せになるため」にすることなのです。とってもあたりまえのことのようですが、このことを今一度、自分で考えて納得して、腹にストンを落ちるようにすることが大切です。”



”なぜ片付けをするのか。片付けを始める前に自分の理想の生き方に向き合い、考えること
。それで出した答えをもとに、いよいよモノを見極めるステップに入っていきましょう。”






そうですねん。



思い描く暮らしをイメージできないと捨てるものと残すものを選べないですね。


私は全部取っておこうというよろしくない方向へ行ってしまいます…。


どういう姿が理想ですか?と問いましょう。








ー部屋を片付けると、なぜかやりたいことが見つかる


”「片付けをしたら、自分のやりたいことが見つかりました」 

実はこんな声が私のお客様からは絶えないのです。実際、レッスン卒業後は独立したり、転職したり、今までの仕事にもっと真剣に取り組むようになったり、何かしら仕事についての意識が変わったという方がほとんどです。”



”自分という人間を知るには、机に向かって自己分析したり、人に話を聞いたりするのももちろんよいけれど、片付けするのが一番の近道だと私は思います。持ちモノは自分の選択の歴史を正確に語ってくれるもの。片付けは本当に好きなモノを見つける自分の棚卸しでもあるのです。”






この本がとんでもなく売れた理由は、たぶんここの部分ですよね。


片付けするとあなたは変われるぜって言ってるんですね。


そりゃ、やりたくなりますよ^^



実際にスッキリすれば考えや行動は変わりそうです。


仕事場でもデスクを片づけるだけで気の持ちようは変わります。やるべきことが一つずつ見えてきますから仕事もサクサク進みます。






ただ、こんまりさんは乱暴に捨てればよいわけではないとも言ってます。

ちゃんと一つずつ歴史を振り返って、気持ちを味わってから捨てるか残すかを選びなさいとのこと。







著者の書籍は他にもいくつかあるようです。
(英語版も出ています)


YOUTUBEにも動画が出ているみたいなので興味のある方はご覧になってみてください。







・・・





昔、名古屋に居たころは小さなアパートに住んでました。

持ち物も少なくて今でいうミニマリストみたいな生活でした。

それはそれで楽しかったですね。モノが少ないとスッキリしますし、片づけなきゃという焦りもありません。そもそも片づけるほどのモノもなかったですから。



家の中全部とはいわずとも、一部分でもそういった空間を作るもの良いかもしれません。



一気に片づけるお祭りを体験してみてはいかがでしょう。









今日もお天道様に感謝です。 

では、また。(^^)/~~~







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2025年3月17日月曜日

3月の棚場、芽吹いてます

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。

いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 









さて、
3月に入って樹々たちは一気に動き始めました。





こちらがボーっとしている間に
いつの間にか花のツボミも出来てます。

この樹はマユミだったかコマユミだったか…。

いつも分からなくなる。笑





こちらは桂モミジ。

足元に出猩々の呼び接ぎをしているので
そのうち出猩々モミジとして生まれ変わる
ことになります。

(呼び接ぎが上手くいけば…!)







この樹はズミということだったのですが、
いまだに樹種が不明です。

花咲かず、実も成らず。


何の樹か分からない時は、
「花が咲けばわかるよ」と言われたことが
あります。


たしかにそうなんですよね。



さらにGoogle先生で写真撮って検索すれば
すぐに分かると思います。


便利な世の中になってしまいました。
(あれはスゴイ機能ですよね)


一度くらい花が見たいものです。



そもそも樹勢がイマイチなので今年は
元気を付けてあげようと思います。





ついでに「加江田渓谷」の様子を少々。


つい先日、
「加江田渓谷開き」なるものをやっていました。


山開きみたいなものでしょうか。


この時期なのに駐車場には
なかりの車が止まってましたよ。

遊歩道ではハイカーたちにもすれ違いました。




みなさんこの時期を待っていたのでしょうね。


モミジも芽吹き、
ヤマザクラも咲いてます。






ついでにツバキさんも。

やっぱりツバキは良いなぁ(#^.^#)



暖かくなったり、寒くなったり。

さらには花粉の飛散も多いようですね。




体調を崩さぬようご注意くださいませ。





今日もお天道様に感謝です。 

では、また。(^^)/~~~




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2025年3月12日水曜日

今日の一冊:アドラー博士に学ぶ悩まないコツ

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。

いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 





柴犬。
「チコちゃん」と申します。

ボーっとしていると叱られます…。




というほどでもなく、本人が一番ボーっとして
過ごしているようにも見えます。




犬って仕事とかなくていいよなぁ。


ここ掘れワンワンの仕事で、いかに効率的に
穴掘りができるかなんてことを求められることも
ないでしょう(;^ω^)





ボーっとしたいですねぇ…(笑)






・・・


さて、今日の一冊。



アドラー博士に学ぶ悩まないコツ

植西聡 著
KKロングセラーズ
平成27年4月1日




(県立博物館と県立図書館あたり)

アドラーといえばアドラー心理学。


10年くらい前だと思いますが
「嫌われる勇気」という発行されました。


そこから数年かけて人気になりましたね。


このタイトルの本が売れたということは
みなさん何か思うところあったのでしょうかね…。


「嫌われる勇気」は私も読みました。


読んでいくうちに段々と
「これ仏教が言っていることと同じやん」
という感じになってきたのを覚えています。



そうなんですよ。



面白いことにアドラーさんの言いたいことを
要約していくと仏教的な考えと同じところに
行くみたいです。





ー自分の幸せよりも
人の幸せのために尽くしていく


”次のようなアドラーの話があります。


ある日、患者の一人が精神科医のアドラーの
もとに診察を受けにやってきました。



「心が苦しくて悲しくて、夜眠れません。
どうすれば、この苦しみから逃れられますか」
と問いかけました。




アドラーは
「人に貢献し、人を喜ばせることです。
人の幸せのために自分には何ができるかを考え、
それを実践していくことです。
そうすれば苦しみや悲しみから解放されます」
と答えた。




アドラー心理学の重要な考え方の一つに
「人の幸せに尽くすことで自分自身が幸せになれる」
という考えがあります。”




うーむ…。



他人の幸せに貢献するって、
簡単には出来ないと思うのですが…。
(いきなり変な言い方でスミマセン笑)



だって、心が不安に苛まれていますから。


それどころじゃないでしょ。




それに…


自分が幸せでもないのになんで他人の幸せのために
動かなきゃならねーんだよ(# ゚Д゚)

(ホントにスミマセン...)





でも、そこがポイントだったりします。


眠れないほど不安があるということは
心の中にそのことしかないということです。


周りの事を考えて自分のできることを
やっていこうとすると、心はそちらの方向を
向き始めます。


今まで不安のことしか考えていなかったのに
他人に何ができるかということを考える時間が
生じます。


不安以外のことを考える時間が増えるということです。


同時に不安を考える時間は減ります。


ここがポイントだと思います。


不安が占めていた時間を別の事にすり替える。


別のことをやり始めて、それに集中する時間を
少しずつ増やしていくということです。


わざわざ好き好んで不安だけを考える必要もありません。


それより別のことを考えて、別の何かに集中しよう。


不安を考える時間を少しでも減らしましょう
というやり方です。



ー「我執」を捨てて、日頃の生活の中で
「利他」を実践していく


”仏教ではこの「我執」が人間のすべての悩み、
苦しみ、悲しみの根本原因であると考えます。

そして「忘己利他」を説くのです。
この「忘己利他」は天台宗の開祖である
最澄(七六七~八二八)の言葉です。”


”…この仏教の「忘己利他」という考えは
アドラー心理学の

「人に喜びを与えることで、自分自身の苦しみや
悲しみから逃れられ、そして幸福感を得ることが
できる」

という考えとまったく同じといってもいいでしょう。”







はい。


アドラーさんと最澄さんの言っていることは
どうやら同じことらしいです。



アルフレッド・アドラーはオーストリアの人ですが、
考えてとしては東洋哲学に近いものがありそうです。



共同体感覚という概念を提唱し、最終的には
人や社会だけでなく、宇宙と一体になろうとまで
言い出した人です。


それを言い出したら周りのみんなが
一斉に離れていってしまったとか。



仲間のため、世間のための共同体感覚という
あたりまでは良かったらしいのですが…。




街の精神科医が
「宇宙とつながるべし」なんて言い始めたら
そりゃあ周りもビックリするでしょうに…。



「突然なにを言い始めたんだ」と言われるのも
無理もないと思います。




でも、この人は自分を曲げなかった。



周りの人が去って行っても、
めげずに言い続けたアンタはエライ。


(私はフニャフニャ曲がってばかりですが…!)




ー「みんなに嫌われている」の「みんな」とは
誰かを考えてみる。



”アドラー心理学に「誇張」という言葉があります。

一つのことを多くのこと、部分的なことを
すべてといった具合に人はとにかく物事を大げさに
考えてしまう傾向があります。”


”身近な人の顔を思い浮かべて「○○さんからは
嫌われているようだ。では△△さんはどうか?
□□さんはどうか?」と具体的に考えていきます。

そうすると自分を嫌っているのは○○さんだけで、
他の人からは嫌われていないことに気付きます。

「みんなから」というのは、自分が勝手に誇張して
考えていたということに気づき、自分の心が
救われるのです。”






これは認知の歪みということでしょうか。




認知行動療法のなかに、自分の考えを
逐一記録するという方法があります


思ったことを紙に書いていきます。


記録を書くことで何を見て何を思ったのかを
頭の外に出してみるという方法。



私にとってはこれが効果ありました。


自分の考えのクセというものがハッキリと
分かるようになります。
(記録は大事です!)



すぐに変な妄想をしてしまうことや、
勝手にストーリーを作り上げてしまうこと、
ネガティブにとらえてしまうことなど
様々なクセが記録として残ります。



たしかに人は誇張して考える傾向があると
思います。



そこに「気付く」ことが大切です。



「またいつものクセが始まったな」と
気付くことができれば、心が不安で
いっぱいになることも減ります。




自分の妄想に対して、「みんなは本当に
自分を嫌っているのか?」と問うてみて、
そこから具体的なことを書いてみます。








これまでの社会人生活の中で
「あいさつを返してもらえなかった」と
凹んだことが多くあります。


そしてアイツはオレのことが嫌いなんだと
変な妄想を抱いていたこともあります。




そこで大事なのはよく観察して気付くことです。



アイツはオレだけにあいさつをしないのか?


本当はどうなんだろうか…。




よく観察してみると、その人は周りに対しても
ほとんどあいさつをしていませんでした。




自分にだけそういう態度を取っていたのではなく、
他の人に対してもまったく同じ態度だったのです。



ということは…


自分が嫌われているのではなく、
「あの人はもともとそういう人だ」
というのが正しい解釈になります。



周りに対してもそいういう態度であれば
自分ひとりがそこまで考え込む必要もない
という結論です。




あいさつが返ってこなかっただけで、
「嫌われている」という考えは自分の
思い違いであり、先ほどでてきた
「誇張」ということになります。




観察したり、記録したりすることで
「何が事実なのか」をちゃんと把握しておきましょう。


そうすれば、勝手に妄想して
気を揉むことも少なくなります。







まったく…

一人で勝手に変な妄想して…

あー、疲れる…(;^_^A





アドラー関連の書籍はたくさん出ています。



有名になってきたのは最近のことらしいですね。


たぶん「嫌われる勇気」の影響が大きいのでしょう。


興味のある方は一読してみるといいかもしれません。








では、
わたしはチコちゃんとボーっとしてきます…(^▽^)/







今日もお天道様に感謝です。 

では、また。(^^)/~~~




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2025年3月9日日曜日

黒松くんの植え替え

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。

いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 



九州南部では梅が散り、
椿が最盛期を迎えています。

桃色の花が咲く河津ザクラも
散り始めています。


もう少しすればおなじみのソメイヨシノが
登場するころですよ。










さて、小さな樹々の植え替えです。
この黒松は数年前に園芸店で拾ってきたモノ
だったと思います。


花や植木が立ち並ぶなか、水もカラカラで
息も絶え絶えというポット苗を買ってきたヤツ。


今の鉢に植え替えて3年ほどが経ったでしょうか。





小さな鉢で持ち込めば古さが早く出てくる
と言いますが、水管理に自信がない時は
少し大きめの鉢をおすすめします。
2年、3年と経てば根もびっしりとまわって
水もなかなか通りづらい状態です。


ある程度土を落として根っこを捌きます。
鉢の形をしたまま大きな鉢に入れてしまっても
良いのですが、今後の根の成長を考えると
少し崩して水と空気を通りやすくしたほうが
よろしいかと。





鉢に固定する時は斜めにしても
ぐらつかないくらいにしっかり固定します。
固定用の針金は2本使っています。

この「固定」はかなり重要だと思います。


植物は自分を土に「固定」させて、はじめて
地上部を大きく伸ばします。


自然界では真下に伸びる直根というやつが
固定の役割を果たします。


まず太い根を地中深く伸ばしてグラグラしない
土台を作ります。


グラグラした状態ですと、倒れてしまうので
まず自分を固定させるために根を張ることを
優先させます。



そうなると地上部の成長は後回しということですね。



盆栽の場合、鉢にしっかり固定することで
植物に「自分は固定されている」という
安心感を持ってもらいます。


そうすれば、樹は安心して地上部の成長に
エネルギーを注ぐことが出来るという訳です。



この考えに関しては別に研究論文があるわけもで
ないと思います。
(あるのかな?)


ただ、先人たちの長年の経験によると
がっちりと固定した方がその後の生育に
大きな差が出てくるらしいです。



そんな先達たちの教えを受けて
ちゃんと固定しましょう。





というわけで、

黒松くんの成長に乞うご期待!^^





今日もお天道様に感謝です。 


では、また。(^^)/~~~




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2025年3月5日水曜日

今日の一冊:逆境の中で咲く花は美しい

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。

いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 






白椿が咲いています。

「一休」という品種。


お茶の席に似合うとか。

乙な花姿です。






・・・


さて、
今日の一冊。




逆境の中で咲く花は美しい
~がん患者の救世主の生きる哲学~

工藤進英 著
昭和大学医学部特任教授
横浜市北部病院消化器センター長

幻冬舎
2017年9月20日




なぜこの本を手に取ったのかは分かりません。


タイトルに惹かれたのでしょう。


何となく読んでいるうちに
段々と面白くなってしまった本です。



「上手くいくための○○の法則」といった
ノウハウ本は山ほど出回っています。


たしかにこういった本は有益な内が
多いと思います。



しかし、この本はちょっと違いました。


医療の現場で働きつつ
拡大内視鏡の開発に携わった医者の
考えや生き方が記されています。


現実の世界の中で恩師や師匠といった人を
あまり持ったことのない私にとって
一人の医者の生き方を見せてくれるいい本です。


著者の工藤進英という方、
オリンパスなどの光学機器メーカーと
拡大内視鏡を開発し、「Kudo分類」の
開発者として世界に知られている医師だそうです。



”私は医者としてエリートコースとはちょっと違う
道を歩んできましたが、それが実は幸運だったと
言ってもいいかもしれません。”




”進路について人の判断を仰いだことは
今までに一度もありません。

私はいつも「自分がしたいこと、できること、
すべきこと」を考え、これで立ち位置を決めます。

何のために医師をしているのか?
いつまでに何をやろうとしているのか?

この自問自答を毎日にように繰り返すことで、
立ち位置が決まってくるのです。”






こういう人は常に考えているんですね。


私なんかはノー天気にフラフラ漂って
生きているようなものです(;^_^A



人生の最初の基礎教育というか、
基礎工事の段階で違うような気がする。(笑)


こういう人って、
自分のことは、やっぱり自分で決めるんだよなぁ。



立ち位置が決まらないということは、
「できること、すべきこと」が定まっていない
ということでしょう。


たしかに「できること、すべきこと」が
見えていれば自分の立ち位置は自然に
見えてくるのかもしれません。


ー役割は探すのではなく求めるものであり、
それは常に現場にある


”...(中略)ノーベル賞を受賞する医学者は
もちろん偉大ですが、金銭欲や名誉欲を捨て、
辺地の医療に一身を捧げる医師も偉大なのです。”



”役割も仕事も与えられるものではなく
自ら求めるものであり、常に発展、進歩を
するべきものです。

そして生き甲斐は必ず待ち受けている試練を
与えられる現場にこそ生まれます。

ただし、試練を乗り越えるには知恵を持つこと、
努力を続けることが絶対必要になります。”






正論です。


なんだか正論過ぎて耳が痛い…(-_-;)



この「課題は現場にある」という部分は賛成です。


製造業の経験が長い自分にとって
現場は全てが詰まったところ。



オフィスでパソコンに向かって仕事していても
何が起きたかは現場に行かないと分からない。



問題を解決するのも現場に行ってこの目で
見ないと本当のことは分からない。



たしかに人とモノが動くところに
課題があり、そこに答えがあるような気がします。



”…生き甲斐は必ず待ち受けている試練を
与えられる現場にこそ生まれます。”



販売の仕事ならお客さんとの接点の時間、
医者なら患者さんと向き合う時間。


そこで与えられた課題こそが
生き甲斐につながると。




盆栽なら棚場で何を見るかということか(?)。







ーちょっと異質な的でも継続して
射続けていれば何とかなるもの


”…(中略)私はあきらめの悪い人間です。
医療ができることをとことん追求したい人間です。

多くの人が見向きもしない的だからこそ
射る楽しみもあります。

古今東西、どんな仕事であるかにかかわらず
プロフェッショナルと言われる人が
「新しい価値」を生み出してきたのは、
社会が見向きもしない的を射続けてきたからです。”



”医師の仕事の大半は、大それたことはありません。
小さな部品がきちんと動いているか、ねじに緩みや
錆はないかを観察し、修繕するという平凡な
作業の繰り返しです。

平凡といえば平凡な毎日ですが、熱意をもって
それを継続することが非凡につながります。

そして常に良いものを求め、
それを築きあげることです。”




平凡なシンプルな毎日の中で
改善点を見つけ出し、
継続していくことで非凡に達する。




イチローみたい。




こういう部分は仕事に対する姿勢が
現れると思います。


何気ない作業でも、もっとこうしたら...とか、
こっちの方が効率がいいのでは?とか、
そうしたアイデアが出るかどうかです。



ただ、言われたことをやっているだけでは
簡単にアイデアが出てくることはありません。


集中して考えて取り組んでいればこその
アイデアです。


(私はあまり出ませんが…!( ;∀;))








ー与えられた仕事より、自分がやりたい仕事を選ぶ。
たとえそれが荊(いばら)の道であっても



”統計的には日本では今後、大腸がんの患者さんが
急増すると予測され、私は内視鏡検査の将来に
確信はありましたが、当時はまだ一人前とは言えない
若い医師だっただけに「こんなことをやって
大丈夫だろうか」と不安に駆られたことも事実です。

大学病院にあって敷かれたレールからはみ出すのは
「出世」をあきらめることを意味していたからです。

しかし私は不安に苛まれながらも、出世より
早期診断と治療を可能にする内視鏡検査を極めたい
という「希望」を選択しました。”




この方は、本の中で医師としての
出世をあきらめたという表現をしています。


私の勝手な考えですが、出世を目的に
していたら人間関係や役職のしがらみで
内視鏡の開発といった活躍はなかったかも
しれませんね。


というより、この方には出世という欲が
必要なかったのだと思います。



常に現場にいて、自分の役割を全うしようと
したからこそ、この生き様になったのだろうと。



ー地味でも同じことを繰り返す

”私が本書で語るプロフェッショナルとは
特別な才能を持って活躍する人たちだけを
指すのではありません。


私自身プロフェッショナルであると自負して
いますが、何も特別なことをやってきたわけでは
ないのです。

陥凹(かんおう)がんを見つけるために、
寝食を忘れて内視鏡検査を行い、それをもとに
深く考察を続けたにすぎず、それはどんな医師にも
挑むことのできる研究活動と言えるでしょう。

ただ目標を持って研究を粘り強く継続したことによって
拡大内視鏡を開発し、世界一の内視鏡治療を
こなすことで、私はプロフェッショナルに
なれたのです。”




そうですよね…。


継続って大事。


著者は続けることの重要性を示すために
遅咲きの作家を4人挙げています。



藤沢周平、阿刀田高、新田次郎、松本清張。


この4人に共通するのは、
作家として活躍し始めたのが
40歳を過ぎてからということ。



それまではサラリーマンとして働いたり
いろんな仕事を経験したりしながら作家
としての活動を細々と続けていたようです。


別の仕事をしながら、自分のやりたいことを
決してあきらめなかったと。


作家デビューは遅いけども、それまでに培った
素地があったからこそだと言います。



活躍しようがしまいが、腐ることなく
とにかく続けることが大切だということでしょう。



こうした医師がいるからこそ、医療の現場では
日進月歩の進化が生まれているのかもしれません。




大腸がん検診に使われる内視鏡の開発に
このような人が携わっていたとは
知りませんでした。


どんな世界にも、ただひたすらに目の前のことに
取り組んで邁進する方がいるものですね。



アメーバのように漂う私は何をやっているのかと
凹んでしまいますが…!笑



本を通して、こういう人物を見つけて師と仰ぐのも
良いかもしれません。



YOUTBEで工藤進英さんの動画が数本あるようです。


興味のある方はご覧になって見てください。





「地味でも同じことを繰り返す」



平凡な毎日を繰り返して、
非凡に到達したいものですね👍





今日もお天道様に感謝です。 

では、また。(^^)/~~~



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