2025年3月12日水曜日

今日の一冊:アドラー博士に学ぶ悩まないコツ

~日々の楽しみ、心のゆとり~ 

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。

いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/ 

今日も素晴らしい一日であります。 





柴犬。
「チコちゃん」と申します。

ボーっとしていると叱られます…。




というほどでもなく、本人が一番ボーっとして
過ごしているようにも見えます。




犬って仕事とかなくていいよなぁ。


ここ掘れワンワンの仕事で、いかに効率的に
穴掘りができるかなんてことを求められることも
ないでしょう(;^ω^)





ボーっとしたいですねぇ…(笑)






・・・


さて、今日の一冊。



アドラー博士に学ぶ悩まないコツ

植西聡 著
KKロングセラーズ
平成27年4月1日




(県立博物館と県立図書館あたり)

アドラーといえばアドラー心理学。


10年くらい前だと思いますが
「嫌われる勇気」という発行されました。


そこから数年かけて人気になりましたね。


このタイトルの本が売れたということは
みなさん何か思うところあったのでしょうかね…。


「嫌われる勇気」は私も読みました。


読んでいくうちに段々と
「これ仏教が言っていることと同じやん」
という感じになってきたのを覚えています。



そうなんですよ。



面白いことにアドラーさんの言いたいことを
要約していくと仏教的な考えと同じところに
行くみたいです。





ー自分の幸せよりも
人の幸せのために尽くしていく


”次のようなアドラーの話があります。


ある日、患者の一人が精神科医のアドラーの
もとに診察を受けにやってきました。



「心が苦しくて悲しくて、夜眠れません。
どうすれば、この苦しみから逃れられますか」
と問いかけました。




アドラーは
「人に貢献し、人を喜ばせることです。
人の幸せのために自分には何ができるかを考え、
それを実践していくことです。
そうすれば苦しみや悲しみから解放されます」
と答えた。




アドラー心理学の重要な考え方の一つに
「人の幸せに尽くすことで自分自身が幸せになれる」
という考えがあります。”




うーむ…。



他人の幸せに貢献するって、
簡単には出来ないと思うのですが…。
(いきなり変な言い方でスミマセン笑)



だって、心が不安に苛まれていますから。


それどころじゃないでしょ。




それに…


自分が幸せでもないのになんで他人の幸せのために
動かなきゃならねーんだよ(# ゚Д゚)

(ホントにスミマセン...)





でも、そこがポイントだったりします。


眠れないほど不安があるということは
心の中にそのことしかないということです。


周りの事を考えて自分のできることを
やっていこうとすると、心はそちらの方向を
向き始めます。


今まで不安のことしか考えていなかったのに
他人に何ができるかということを考える時間が
生じます。


不安以外のことを考える時間が増えるということです。


同時に不安を考える時間は減ります。


ここがポイントだと思います。


不安が占めていた時間を別の事にすり替える。


別のことをやり始めて、それに集中する時間を
少しずつ増やしていくということです。


わざわざ好き好んで不安だけを考える必要もありません。


それより別のことを考えて、別の何かに集中しよう。


不安を考える時間を少しでも減らしましょう
というやり方です。



ー「我執」を捨てて、日頃の生活の中で
「利他」を実践していく


”仏教ではこの「我執」が人間のすべての悩み、
苦しみ、悲しみの根本原因であると考えます。

そして「忘己利他」を説くのです。
この「忘己利他」は天台宗の開祖である
最澄(七六七~八二八)の言葉です。”


”…この仏教の「忘己利他」という考えは
アドラー心理学の

「人に喜びを与えることで、自分自身の苦しみや
悲しみから逃れられ、そして幸福感を得ることが
できる」

という考えとまったく同じといってもいいでしょう。”







はい。


アドラーさんと最澄さんの言っていることは
どうやら同じことらしいです。



アルフレッド・アドラーはオーストリアの人ですが、
考えてとしては東洋哲学に近いものがありそうです。



共同体感覚という概念を提唱し、最終的には
人や社会だけでなく、宇宙と一体になろうとまで
言い出した人です。


それを言い出したら周りのみんなが
一斉に離れていってしまったとか。



仲間のため、世間のための共同体感覚という
あたりまでは良かったらしいのですが…。




街の精神科医が
「宇宙とつながるべし」なんて言い始めたら
そりゃあ周りもビックリするでしょうに…。



「突然なにを言い始めたんだ」と言われるのも
無理もないと思います。




でも、この人は自分を曲げなかった。



周りの人が去って行っても、
めげずに言い続けたアンタはエライ。


(私はフニャフニャ曲がってばかりですが…!)




ー「みんなに嫌われている」の「みんな」とは
誰かを考えてみる。



”アドラー心理学に「誇張」という言葉があります。

一つのことを多くのこと、部分的なことを
すべてといった具合に人はとにかく物事を大げさに
考えてしまう傾向があります。”


”身近な人の顔を思い浮かべて「○○さんからは
嫌われているようだ。では△△さんはどうか?
□□さんはどうか?」と具体的に考えていきます。

そうすると自分を嫌っているのは○○さんだけで、
他の人からは嫌われていないことに気付きます。

「みんなから」というのは、自分が勝手に誇張して
考えていたということに気づき、自分の心が
救われるのです。”






これは認知の歪みということでしょうか。




認知行動療法のなかに、自分の考えを
逐一記録するという方法があります


思ったことを紙に書いていきます。


記録を書くことで何を見て何を思ったのかを
頭の外に出してみるという方法。



私にとってはこれが効果ありました。


自分の考えのクセというものがハッキリと
分かるようになります。
(記録は大事です!)



すぐに変な妄想をしてしまうことや、
勝手にストーリーを作り上げてしまうこと、
ネガティブにとらえてしまうことなど
様々なクセが記録として残ります。



たしかに人は誇張して考える傾向があると
思います。



そこに「気付く」ことが大切です。



「またいつものクセが始まったな」と
気付くことができれば、心が不安で
いっぱいになることも減ります。




自分の妄想に対して、「みんなは本当に
自分を嫌っているのか?」と問うてみて、
そこから具体的なことを書いてみます。








これまでの社会人生活の中で
「あいさつを返してもらえなかった」と
凹んだことが多くあります。


そしてアイツはオレのことが嫌いなんだと
変な妄想を抱いていたこともあります。




そこで大事なのはよく観察して気付くことです。



アイツはオレだけにあいさつをしないのか?


本当はどうなんだろうか…。




よく観察してみると、その人は周りに対しても
ほとんどあいさつをしていませんでした。




自分にだけそういう態度を取っていたのではなく、
他の人に対してもまったく同じ態度だったのです。



ということは…


自分が嫌われているのではなく、
「あの人はもともとそういう人だ」
というのが正しい解釈になります。



周りに対してもそいういう態度であれば
自分ひとりがそこまで考え込む必要もない
という結論です。




あいさつが返ってこなかっただけで、
「嫌われている」という考えは自分の
思い違いであり、先ほどでてきた
「誇張」ということになります。




観察したり、記録したりすることで
「何が事実なのか」をちゃんと把握しておきましょう。


そうすれば、勝手に妄想して
気を揉むことも少なくなります。







まったく…

一人で勝手に変な妄想して…

あー、疲れる…(;^_^A





アドラー関連の書籍はたくさん出ています。



有名になってきたのは最近のことらしいですね。


たぶん「嫌われる勇気」の影響が大きいのでしょう。


興味のある方は一読してみるといいかもしれません。








では、
わたしはチコちゃんとボーっとしてきます…(^▽^)/







今日もお天道様に感謝です。 

では、また。(^^)/~~~




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