長寿梅の根伏せ。
苗木素材の繁殖方法の一つです。
実生や挿し木、接ぎ木などがありますが、根を利用したやり方が根伏せ(ねふせ、ねぶせ)。
読んで字の如く、根を伏せます。
長寿梅の根はこのように一本の長い走り根が出ることがあります。
これを土に伏せておくと芽を吹くという仕組みです。
このまま伏せても良いですし、長すぎる場合はブツブツと切って挿し木のように挿しておきくことも可能です。その時は先端部分を用土表面に出しておくようにします。
特に長寿梅は成長が遅いため、根伏せがよく用いられます。
畑に数年入れておけば太い走り根が出るので、それを使えば太幹素材が得られるという訳ですね。
今回は10cmくらいに切って用土に寝かせておきました。この後、表面をうっすらと用土で覆って終わり。
水やりを忘れずに…。
根伏せ出来る樹種は長寿梅のほか、サルスベリ、椿、キンズ、ニレ、ムレスズメ、カイドウ、ニシキギ、マユミ、フジザクラなどがあります。
私は可能な樹種を知らなかったので、色々試して失敗したことも多々あります…。
春の植え替え時に根っこをよく観察してみて下さい。
いままで邪魔だと思っていた根が、好素材に変身するかも⁉
植え替えがまたひとつ楽しみになってきますよ!
では、また。

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