2022年5月12日木曜日

皮一枚でつながる梅ーシャリ幹と水吸いの不思議

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。



いかがお過ごしでしょうか。 (^▽^)/




ちょっと面白い梅をご紹介します。

もともとは「緋梅」として入手しましたが、
幹途中の皮が剥がれて上部は枯れてしまいました。



ところが台木の部分から芽が出てご覧の通り生きています
台木ですから野梅難波性の梅だと思います。

茶色くなっている部分は木質部。
黒く皮の残っている部分から枝が出ていますね。


盆栽でよく言われるシャリ水吸いです。
シャリは白骨化した木質部
水吸いは皮が残っているところです

正確には水吸い(導管)は木質部にあるので、皮の残っている
部分は栄養分が通る師管ということになります。


そして導管と師管の間にある層が形成層ですね。


ということはこの皮の部分があれば生き残れる
という理屈になります。


木質部が腐って空洞化した樹木を見ればわかりますが、
本当に外側だけでなんとか生きているようなものです。
盆栽でもシャリ幹はよく見かけますし、梅の幹にできた
空洞(ウロ)が味のある部分として重宝されることがあります。


この樹も面白そうなのでこのまま育ててみましょう。

まだ枝が貧弱なので今年は伸ばしてもっと成長させます。

枝葉が充実すれば水吸いも少し太るはず…。



なんだか面白い実験になりそう。^^



後日、経過を報告します~。





では、また。(^^)/~~~




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