2022年2月26日土曜日

接ぎ木でも良いものは良いー宮島五葉松

こんにちは、盆栽なんごくです。



接ぎ木盆栽のお話。



接ぎ木は苗木繁殖の方法の一つ。


挿し木や実生(種)から
育てることが出来ない樹種や
品種に使われます。



五葉松の品種物などよく見かけますね。



宮島五葉松も接ぎ木で生産されている
五葉松の一つです。



一時期は生産過剰になり
人気がなかった時代もあったようです。





さらに接ぎ木ということで
敬遠されることも多いとか。




私は宮島の白っぽい葉が好きなので
接ぎ木のことは気にしませんが…。


白っぽいのは葉の気孔が見えており、
銀性(ぎんしょう)」と呼ばれる所以です。



声を大にして言いますが、
接ぎ木でも良いものは良いと思います。





接ぎ木でなく自分の根っこで生きている樹を
正木(せいぼく)と呼びますが、
正木がだけが盆栽であるという見方は
ちょっと偏り過ぎかと…




銀八(ぎんやつ、銀性八房の略)だって
接ぎ木で国風展に出てるんですよ^^



宮島五葉松を作っている職人さんも、
良いものを作るために接いでいるわけですからね。



さらに、ここ十数年ほどは
大陸の方で「大阪松」として
重宝されているんです。


舶来モノに弱い我々ですから
大阪松の人気におされて
銀八も見直されています。


接ぎ木であっても気にすることはありません。



先日お伝えしたように、
自分の盆栽に自信を持ってくださいね



接ぎ木であっても
良いものは良いのだ!^^






では、また。




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