接ぎ木盆栽のお話。
接ぎ木は苗木繁殖の方法の一つ。
挿し木や実生(種)から
育てることが出来ない樹種や
品種に使われます。
五葉松の品種物などよく見かけますね。
宮島五葉松も接ぎ木で生産されている
五葉松の一つです。
一時期は生産過剰になり
人気がなかった時代もあったようです。
さらに接ぎ木ということで
敬遠されることも多いとか。
私は宮島の白っぽい葉が好きなので
接ぎ木のことは気にしませんが…。
白っぽいのは葉の気孔が見えており、
「銀性(ぎんしょう)」と呼ばれる所以です。
声を大にして言いますが、
接ぎ木でも良いものは良いと思います。
接ぎ木でなく自分の根っこで生きている樹を
正木(せいぼく)と呼びますが、
正木がだけが盆栽であるという見方は
ちょっと偏り過ぎかと…。
接ぎ木で国風展に出てるんですよ^^
宮島五葉松を作っている職人さんも、
良いものを作るために接いでいるわけですからね。
さらに、ここ十数年ほどは
大陸の方で「大阪松」として
重宝されているんです。
舶来モノに弱い我々ですから
大阪松の人気におされて
銀八も見直されています。
接ぎ木であっても気にすることはありません。
先日お伝えしたように、
自分の盆栽に自信を持ってくださいね。
接ぎ木であっても
良いものは良いのだ!^^
では、また。

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