黒松の「葉色」のお話。
黒松は自然樹で見ると青々とした葉が見られます。
しかし盆栽として小さな鉢に入れていると葉が黄色味を帯びてくることがあります。
これは一体どういう症状なんでしょうか…。
考えられる原因は、
・過水
・過肥料
・鉄不足
・酸素不足
・日照不足
などなど…。
肥料不足と思って肥料をあげても回復することはあまりないです。
どちらかというと日照不足や過水、過肥料のケースが多いと思います。
人によって解決策が違うようですが、私の場合は水やりを控えます。
弱っている時に水やりの回数を減らすのは勇気がいりますが…。
過水や肥料過多で根が弱っている時に水を与えすぎると増々弱まってしまいます。
1日2回であれば1回に減らすということです。水の量を減らすのではなく、回数を減らすという方法です。
すぐに葉色が戻るわけではありませんが、徐々に緑色が回復してきます。
また、苦土石灰を表面にパラパラと撒くという方法もあります。
苦土石灰は中和作用があり、過水や肥料過多でバランスを崩した用土の酸性/アルカリ性を中和してくれます。
水を控える方法も苦土石灰を撒く方法も即効性ではありません。半年や1年という期間でゆっくりとやっていきましょう。
ちなみに過肥料の場合はこんな初期症状が出ます。
葉の先端が茶色く焼けていますね。肥料が多すぎるとこういったケースが見られますのですぐに施肥を控えましょう。葉色に障害が出た場合は根っこを疑えということですね。
何事も控えめに…。
日々の観察が大切です。
ちょっとした変化を見逃さないようにしましょう。
早期発見、早期対処です。
では、また。
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