盆栽には「根上がり」という樹形があります。
根っこが地表に出ている様子を再現したものですね。
自然界では土砂の流出で根が露出してしまうといった理由で出来ることがあります。
それを人工的に作ろうという計画。
ビニルの筒に入れて1年ほど経ったもの。
筒の長さはこれの2倍ほどありました。
半分ほど土を落として根っこを露出させています。
あまり一気に露出させると枯れることもあるので注意(多数枯らした経験あり…)。
用土は赤玉とボラと山砂のミックス。赤玉だけの方が水持ちが良いのですが根を走らせたかったので山砂を混ぜています。黒松は砂植えにすると赤玉のみに比べて葉もしっかりして樹勢も上がります。
ただ、水やり頻度は多くなるので培養環境によっては水持ちも考えた方が良いかと。
出したばかりの根は針金などの補助がないと自立できません。
来年の春にはもう少し筒を切って長さを短くしてみましょう。
ほんの少ししか根が出ていないようではインパクトのある樹にはなりません。
やるなら大胆に!
ただし、少しずつですよ(やり過ぎて枯れたら元も子もないので…)。
では、また。
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