2020年10月17日土曜日

盆栽の価値って、なぁに?

 こんにちは、盆栽なんごくです。



今日は盆栽が持つ「価値」についてのお話


さて、盆栽の価値とはどんなものでしょうか。


値段、樹齢、名人が作ったあの樹…。



目に見えて分かる価値は数字で表されるものでしょう。


例えば値段や樹齢など。


樹齢が高ければ値段も高くなります。樹齢200年や300年といった盆栽も存在しているので、その値段たるや…おいくら万円でしょうかね?


数字で表される価値はいわゆる市場価値というもの。





それとは別に「見えない価値」というものがあると思います。


(*ここから先は私の勝手な考えですが…。)



そのもう一つの価値とは「盆栽と過ごす日々」というもの。


どんな樹であれ、ともに5年という時間を過ごせば春夏秋冬という季節の移り変わりを5回経験していることになりますね。



その5年の中で毎日の水やりや剪定、植替えといった経験を積み重ね、その樹から様々なことを学ぶことが出来ます。




「盆栽と一緒に過ごす何気ない日々の積み重ね」こそ、数字では表せない盆栽の価値ではないかと思うのです。




疲れている時に癒してくれたり、

弱ってしまったときに心配になったり、

剪定や植替えと言った作業をやってみたり…。


盆栽はそういった日々の経験を与えてくれるものです。




その樹が何百円だろうとおいくら万円だろうと、5年過ごせば5年分の豊かさが心に溜まっていくものだ感じます。






盆栽を始めた頃にある盆栽園のオヤジさんに言われた一言、



「長く持っておきなさい」





いまだに覚えている一言です。





では、また。


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