黒松くんのお話。
黒松と言えば「芽切り」作業がありますね。
6月から7月ごろにかけて新しい新芽を元から切る方法。
そこから2番芽が吹いて、秋ごろには短葉になるという黒松ならではの剪定作業。
それを春に1回、夏に1回と分けて行ってみました。
こちらは4月ごろの黒松。ミドリも伸びて元気です。
普通は夏に切るのですが、これを4月に切ってしまいます。*樹勢の弱い樹にはやらないで下さいね…。
それから3ヶ月ほど経つと2番芽が順調に伸びてきます。春に切ってしまうとさすがに短葉にはならないですね。この写真は8月ですからこれからまだまだ伸びていこうというところです。
せっかく伸びた2番芽ですが、これをさらに切ります。この場合は新芽の元から切るのではなく、新芽の葉を2枚~3枚だけ残して先端を切ります。いわゆる「中芽切り」ですね。
当年に伸びた新梢を切っても芽吹かないと言われていますが、どうでしょうか…。
さらに2か月がたち10月の様子。
長い葉に混じって短い芽が見えますね。
葉元から2芽出てきていますね。どうやら2回目の芽切りも成功したようです。
が…、もう1本の方は新芽が出ていません。
この時期に出てこなければ、今年は出てこないと思います。
こうなると葉元から出てくるのは来年になりますね。さらに来年は古葉を取るだけで通常の芽切りは出来なくなります(新芽を切ると芽吹いてくる元葉がないので…)。
こうなると葉元から出てくるのは来年になりますね。さらに来年は古葉を取るだけで通常の芽切りは出来なくなります(新芽を切ると芽吹いてくる元葉がないので…)。
急ぐ必要がなければ通常の芽切りだけで充分かもしれませんね。芽吹いて来ないことも考えるとリスクもあります。
この方法は樹勢の良い若木に特化したやり方かもしれません。
ということで、1年に2回芽切りの結果でした。
では、また。
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