黒松の変種である「寿(ことぶき)」。
四国で発見されて接ぎ木で繁殖されています。
葉も色濃く短葉になる品種です。
右側の黄緑色の葉が黒松で、幹途中に接がれたものが寿。
残念ながら一本しか活着せず…。
その一本は順調に育ってます。
これは翌年の春に台木を切り取った時の写真ですね。
黒松本体の葉はなくなり、接がれた寿だけになりました。針金で少し成形してますが、接ぎ木部分は無理に曲げるとボロッと取れることがあるので注意。
五葉松の接ぎ木でも、品種によっては曲げてしまうと簡単に取れてしまうものがあるようです。一番相性が良いのが宮島五葉松なんだとか。
そして現在は本鉢に入ってます。
今年は芽切りをしてませんのでちょっとボサボサ。
接いだ部分はしっかり癒着しているようです。接ぎ口は「熱」をもって膨らんでくることがあります。この樹も数年経つと接ぎ口が大きくなってしまうかもしれません。しばらく様子を見ようと思います。
「寿」の難点は太りが遅いことでしょうか。枝葉は混みますが太りません…。接いだころの太さがそのままです。
雑誌の写真なんかで見る立派な「寿」は相当時間が掛かっているんでしょうね。
小さいミニ寿なら自分で作れるので楽しいですよ。
お試しあれ。
では、また。
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