先日、芽接ぎした黒松を紹介しましたが、別の樹も載せておきましょう。
ボサボサの状態です。
2018年春に接いで、その年に台木を落としました。
翌年には接いだ芽が大きく成長するので夏に新梢を半分ほど切っておきます。
頂芽が抑制されて足元に残した葉元から芽が吹いてくるという仕組みです。
雑木類に比べると傷の治りが遅いですね。気長に見守りましょう。
残した葉元から芽を吹いて、さらに小さな芽も見えます。たくさん芽吹くのは嬉しいですが、残すのはこの中で2つか3つくらいでしょう。
今年は力をつける年です。上に伸びた数本の枝は犠牲枝として来年の夏まで成長してもらいます。
今年の芽切りは見送りました。頂芽を切られて、そこから吹いた芽を切ってしまうと樹勢を落としかねません…。
これから秋の太りに期待しましょう。
来年は枝数の調整と芽切りですね。
こうした素材は生産農家では作りません。
手間がかかり過ぎますよね。大量生産して大量に売らないと採算が取れないので、手間のかかるものは避けられます。
将来性のある素材は愛好家さんたちが作ることが多いです。
値段の高い小品でも、もとは愛好家が作ったというものがあります。
みなさんもじっくり時間をかけて作ってみましょう!
では、また。
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