出猩々の呼び接ぎです。
接ぎ木には台木と接ぎ穂が必要ですが、切った枝を接ぐのではなく生きた枝を「呼んで」接ぐ方法があります。
2種類の品種を用意します。
右の細いのがヤマモミジ、奥の太い棒のような幹が出猩々。
接ぎたい部分に溝を掘ります。溝が浅いとカルスが盛り上がって接ぎ穂が押し出されるので深く掘っておきましょう。
これでも少し浅いかもしれません…。
となりの樹(出猩々)から枝を呼んで接ぎます。
全体図はこんな感じになります。なかなかの大手術のように見えますが、お隣から呼んでくるだけです。
動かないように接ぎ木テープで保護して出来上がり。
揺れてしまうと活着が悪くなるので風の当たらない静かなところで待ちましょう。
細い枝くらいが入る溝であれば2か月くらいでカルスが巻きます。
その頃に接ぎ穂の生長の度合いを見て判断してみましょう。
では、また。
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