今日は根上がり黒松の植え替えです。
細長いビニル袋に入っていた黒松をポットに入れました。
すでに根が動き始めていましたね。この黒松は昨年に根上がり仕立てにしようと創作したものです。
こんな黒松の実生苗から始まります(2020年3月)。
どこぞの生産者で作られたものでしょう。
こういう黒松は八方根張りを作るための軸切り挿し芽などはしていませんね。
畑の土に植えられておりヒョロッとした直根が伸びています。ここから根張りの良い小品を作るのはなかなか難しいかと。
ただ、この直根を活かして根上がり仕立てなら持ってこいの素材です。
生産者も毎年何百何千粒という種を播くのですから軸切りという作業は酷な話です(笑)。
以前、関西の生産者を訪れたときは、「軸切りなんぞやってられん…」とおっしゃっておられました。
実生からじっくり作るのは愛好家ならではの仕事でもあります。
ネギなどを出荷する時に使うビニル袋です。
劣化が心配でしたが、日光に当てても水やりしても一年くらいはもちます。
その中に黒松を投入して準備完了です。
長さは40cm弱。
果たして根がどれほど伸びるだろうかと心配していましたが、春には白い根が走り、夏までには底に到達していました。黒松は深根性なので根が良く伸びますね。
果たして根がどれほど伸びるだろうかと心配していましたが、春には白い根が走り、夏までには底に到達していました。黒松は深根性なので根が良く伸びますね。
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