こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。
いかがお過ごしでしょうか。(^▽^)/
今日も素晴らしい一日であります。
良い盆栽の条件とは何ぞや?というお話。
「私が思う」と書いていますので
わたくしの勝手な意見です。
ご了承くださいませ。
(* ̄▽ ̄)フフフッ♪
真っ当な意見を知りたい方は
真っ当な盆栽人の意見を参考にしましょう(笑)。
「私が思う」良い盆栽の条件とは…、
「元気な盆栽」です。
元気のない子たちは盆栽として
非常に作りずらく、育てるのが大変です。
アントニオ猪木曰く、
「元気があれば何でもできる」
とのことですが、どうやら本当のようです。
元気な樹は育てやすく、剪定にも耐えられますし、
病害虫に対する抵抗も強いです。
何よりも水をくれていれば育つので
日々心配しなくて済みます。
一般的に、
・根張り
・立ち上がり
・幹筋、曲、
・枝ぶり
・全体のバランス
・鉢映り
・古色
というような項目があり、それぞれの
条件を満たしていれば良い樹という風に
判断されるようです。
たくさん掲載されています。
それらの銘品も元気があればこそ
長年生き残った訳ですから、
まずは元気を付けさせること、
生かすことを考えることが先決です。
時間はかかりますが、生き残っていれば
多少の作り直しも出来ます。
元気があれば新しい芽も吹いてきます。
美人に仕上げたい、
イケメンに仕立てたい、と思っても
元気がなければできない話です。
盆栽の世界にこれまで残ってきた樹種を
考えても納得がいくと思います。
黒松、五葉松、真柏...。
モミジ、カエデ、カリン、梅、サツキ。
強い子たちは作りやすい。
そして生き残りやすい。
エゾマツは人気が落ちました。
北国の湿地帯を好む樹種ですが、
盆栽として育てるには湿地帯の環境を
再現しなければなりません。
鉢内でそうした環境を作るのは難しく
管理が大変だということで人気が
遠ざかってしまったようです。
五葉松で「宮島五葉松」という品種があります。
あれは丈夫です。
黒松に接ぎ木してあり、暑さにも耐え、
乾燥にも強く管理が楽です。
実生の五葉松ではなく、接ぎ木で同じ品種を
作り続ける理由は「強くて元気だから」、
「作り易くて管理しやすいから」だと思います。
海外のバイヤーたちは宮島を好むようです。
(大阪松と呼ばれてます)
実生よりも強く、管理が簡単であれば
海外でも生きていけます。
やはり元気な奴が生き残ります。
そうした要素は大切です。
しかし、世間で言われる正しさだけを求めることは
美人とイケメンだけの世の中を作ることに
等しいと思います。
そんな世界、嫌やん…(笑)
(目の保養になるけど…^^)
宮島五葉松は接ぎ木だからダメだ、
という意見もあるようです。
正木(接ぎ木でなく、自分の根っこを
持っている木)でなければ盆栽に非ずという
意見も賛成しかねます。
皇居にある「三代将軍」と呼ばれる
樹齢500年という五葉松も宮島か根岸五葉の
接ぎ木です。
同じく都立園芸高校にある2本の五葉松
(推定樹齢500年)も宮島か根岸五葉の接ぎ木です。
接ぎ木がダメだというならば、
これらの古木を否定することになりまっせ。
(そりゃないぜ、とっつあん)
元気で強いヤツは生き残ります。
元気な樹を選ぶこと。
元気を付けさせて、生かすことを優先すること。
美人とイケメンは「その世界」の人たちに
おまかせします(笑)
「元気があれば何でもできる」
これが(私が思う)良い盆栽の条件です。
今日もお天道様に感謝です。
では、また。(^^)/~~~
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