2023年3月3日金曜日

楽しい接ぎ木

こんにちは、盆栽なんごくの松浦です。


いかがお過ごしでしょうか。 (^▽^)/



今日は少し冷えましたが、寒さもそろそろ
終わりに近づいています。
(九州南部の話です)


そしてこの時期は接ぎ木の季節。


盆栽や植木に興味が無ければ自分でやってみよう
などとは決して思うことのない接ぎ木です。


しかし、考えてみればどんなところにも枝を
作れるわけですからスゴイ技術でもあります。


紅梅と白梅を一緒に咲かせることもできる夢の技術。



そんな夢を見て、じっとしていられないのが盆栽人。

実生黒松2年生に瑞宝を接ぎます。

瑞宝は肌荒れもよく、太りも早いという優れもの。
それを一から自分で作ろうという夢の始まり、始まり…。


それにしても枝を切って接ぐなどという
発想はどこから来たのでしょうか。
先人たちは色んな夢を見ていたことでしょう。

きっと寄せ植えのような状態の樹が何年か経って
癒着して一本の樹になったのを発見したのではないかと
思います。
(完全なる推測です…笑)


これとあれを縛ってくっつけておいたら
イケるのではないかという始まりでは
なかったかと。


江戸の頃には染井の職人が吉野桜を接いでいた
わけですから、接ぎ木の歴史は相当古いです。


近年ではアップルやペン、そしてパイナップルを
繋げる人も出現しています。




その夢を受け継いで私もさせていただきます。
接ぎ木は3月~4月ごろが適期


お手元の素材でお試しあれ。


いつの日か大木になることを夢見て、
今年も接ぐのであります。




ーー後日追記ーー

せっかくなので接ぎ木したものは
どうなっていくのか記載しておきます。

これは2年前に接いだ瑞宝。


接ぎ口も分からないくらいになっています。
我ながら良い出来です^^






こちらも瑞宝。
去年まで全然芽が伸びていなかったのですが
今年は新芽が大きく出ているので期待できそうです。
残った黒松の台木はギリギリの部分で切っても
良いですし、このまま残してジンにしても良し。


これは九重だったか瑞祥だったか…。
もはやラベルが無くなると分かりません。
もう少し成長して芽がたくさん出てくると
判別できるかもしれません。


この樹は天接ぎしてあります。


もっときれいに接がないとコブ状になっていますね。
こうなるとコブのまま成長していきます。
そもそもの台木が細すぎたようです。
もっと太い台木に接いだ方が良かったですね。


太くなったら接ぎ口の部分で取り木してみましょう。
(あと5年後くらいになりそう…)



こちらは懲りもせずまた梅を接ぎました。
実生の苗に「米良」を接いでます。
昨年一本成功しているので二匹目のドジョウを
頂こうかと…(* ̄▽ ̄)フフフッ♪




やめられない、止まらない、楽しい接ぎ木です。



では、また。(^^)/~~~



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